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座位分娩

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座位分娩(ざいぶんべん)とは、フリースタイル分娩のひとつで座った状態でお産をすることをいう[1]リクライニングシートのような構造で背もたれの角度も好みによって自由に変えられて[2]座った姿勢で分娩できる特別な分娩台を使う[3]

メリットとデメリット

メリット

  • 力を入れやすく楽なお産ができる[2]

 仰向けの状態よりも座った体勢のほうがお腹に力が入りやすく和式トイレのような姿勢でいきむためいきむのが楽になり自然に力が入りやすく産道を通りやすい。[1][2][4]仰向けの出産では赤ちゃんは水平に移動するが座位分娩では上から下へ移動するため重力の効果を利用する。そのため自然な姿勢での分娩方法で母体や胎児への圧迫も少なく楽に出産できる[4][5]

  • 胎盤に送られる酸素が不足しにくい[2]
  • 安心感を得られる[2]

座位分娩は産婦と介助者(医師助産師)と目線がほぼ同じ高さなので通常の分娩台より安心感が大きくリラックスして出産に集中できる[2][4]

  • お産の経過が早く産婦が疲れない[4]
  • お産後に赤ちゃんを直接抱いて触れ合うことができる[4]
  • 正面介助なのでお産の介助が楽[4]
  • 赤ちゃんの状態が良い[4]
  • 蹲居位では座位載石位分娩に比べて娩出力が大きい[4]
  • 産まれた瞬間を見ることができる[5]
  • 胎児監視が容易[4]

デメリット・リスク

  • 座位用の分娩台がある産院・フリースタイル分娩を取り扱う分娩施設でしか出産できない[1][3]
  • 介助する産科医や助産師が赤ちゃんを取り上げにくい[5]
  • 出産時の重力によりお産の進行が早くなり、分娩子宮頸管裂傷会陰裂傷がおこりやすい[5]

座位分娩は重力を利用した分娩方法である。そのためいきみのコントロールが難しくお産が急激に進行し勢いで子宮頸管や会陰部を傷つけてしまう危険性もある。[1][2]

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脚注

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