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庭鳥塚古墳
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庭鳥塚古墳(にわとりづかこふん)は、大阪府羽曳野市東阪田にある古墳。形状は前方後方墳。大阪府指定史跡に指定されている。
2005年(平成17年)に工事により存在が確認され、緊急調査により三角縁神獣鏡など様々な遺物が出土している。
概要
2005年(平成17年)6月、羽曳野市東阪田遺跡の一画で整地工事によって削られた高さ3メートルの法面に粘土槨の断面を同市教育委員会の職員が確認した。当該地は「庭鳥塚」という小字が残る場所であった。直ちに緊急の調査が羽曳野市教育委員会によって実施され、墳丘規模を確認するための測量調査と発掘調査が行なわれた。また、2006年(平成18年)からは、3年計画で墳丘確認を目的とする調査が実施されている。それにより、墳形は前方後方墳であること、墳丘長は残存部で50メートル、復原長で60メートル以上であることが判明した。断面部だけが確認されていた粘土槨は東西6メートル、南北の残存部で6.5メートルの墓壙の中に設けられたもので、木棺を包み覆う構造で、深さは最大80センチを測った。木棺は木片が僅かに残るだけであったが、その痕跡から長さ2.7メートル以上、幅0.7メートル、高さ0.4メートル以上の規模に復原できるものであった。棺内の副葬品としては直径21.5センチの三角縁神獣鏡1面、 勾玉1、鉄刀1、鉄剣1が出土し、棺外からは筒型銅器2、鉄刀3、鉄剣2、鉄ヤリ3、鉄鏃135、銅族58の他、篭手2、鉄製工具類、漆塗弓1、漆塗靫1が出土している。
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文化財
大阪府指定文化財
- 三角縁四神四獣鏡
大阪歴史博物館企画展時。 - 筒形銅器
大阪歴史博物館企画展時。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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