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忠類村議会
北海道広尾郡忠類村の地方議会 (1949-2006) ウィキペディアから
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忠類村議会(ちゅうるいそんぎかい)は、北海道広尾郡忠類村に設置されていた地方議会である。
概要
忠類村議会は北海道広尾郡忠類村の地方議会であり、二元代表制の下で村長と並び村政の一翼を担っていた。忠類村議会の議場はコミュニティセンターの議事堂に置かれていた[1]。2006年(平成18年)に忠類村が中川郡幕別町に編入されたことから、同年に忠類村議会は廃止された。
沿革
要約
視点

太平洋戦争後、広尾郡大樹村の一部が分立することになり、1949年(昭和24年)に忠類村が設置された。それに伴い、同年9月10日に忠類村議会議員選挙が執行されることになった[3][4]。しかし、新設されたばかりの村での激しい選挙戦は将来の禍根となることが危惧されたことから、北海道庁十勝支庁で支庁長を務める寺田真一の呼びかけで候補者調整が行われ[3]、全候補者が無投票当選となった[5]。
村の発足当初は議事堂などの公共施設が存在せず[5]、1949年(昭和24年)9月17日に開会した忠類村議会では忠類神社の社務所を借りて議場としていた[1][5][6]。その後、地元の公民館を忠類村役場庁舎として転用することになった[5]。しかし、この公民館はもともと新田牧場の集会所だった建物を移築して活用していたものであり[5]、庁舎としての利用を想定した建物ではなかった。この建物には専用の議事堂は置かれず[7]、忠類村議会では単なる会議室を議場としていた[1]。そのため、当時は本会議も委員会審議も全て庁舎内の会議室で行われていた[7]。その後、忠類村役場庁舎の老朽化に伴い[8]、庁舎機能を持つコミュニティセンターが建設されることになった。1976年(昭和51年)に忠類村役場はコミュニティセンターに移転した[7][8]。それに伴い、忠類村議会では同年よりコミュニティセンターの議事堂を議場とすることになった[1]。その結果、本会議と予算審査・決算審査特別委員会の審議はこの議事堂で行われることになった[7]。
また、忠類村では慢性的な財源不足に苦しんでいたことから、歳出削減の一環として忠類村議会の定数削減が頻繁に繰り返された[2][9][10][11]。北海道における議員定数最少の市町村議会となっていたこともある[2]。
なお、忠類村議会の57年の歴史において議長を務めた者は6名のみであった[12]。特に古住基は忠類村議会が発足した1949年(昭和24年)9月に議員に就任すると[13]、1965年(昭和40年)9月から1993年(平成5年)9月まで28年に亘って議長を務めていたことでも知られている[12]。
2006年(平成18年)、忠類村が幕別町に編入された。それに伴い、議事堂閉鎖式が挙行され[7]、同年に忠類村議会は廃止された。なお、忠類村議会の議員は幕別町議会の議員となり、幕別町議会議員の任期満了となる2007(平成19年)4月まで残任することになった[11][14]。その後、忠類村議会としての通史を纏めるべきとの機運が高まった。既に忠類村議会は廃止されているため、その事業を幕別町議会が推進することになった。その結果、幕別町議会史編さん特別委員会が編んだ『忠類村議会のあゆみ』が2007年(平成19年)10月に発行された[15][† 2]。
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定数
任期
- 4年
選挙区
委員会
常任委員会
特別委員会
幹部
歴代議長
脚注
関連項目
関連文献
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