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恐怖のショック療法
エドガー・ウィンターのアルバム ウィキペディアから
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『恐怖のショック療法』(原題:Shock Treatment)は、エドガー・ウィンター・グループが1974年に発表したスタジオ・アルバム。ウィンターのリーダー・アルバムとしては通算5作目、スタジオ・アルバムとしては4作目で、エドガー・ウィンター・グループ名義では2作目に当たる。
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背景
オリジナル・ギタリストのロニー・モントローズ脱退後、チャック・ラフの推薦によりジェリー・ウィームスが後任を務めていたが[4]、最終的には、以前よりウィンターと親交の深かったリック・デリンジャーが、本作よりグループの正式ギタリストとなった。
反響
アメリカのBillboard 200では13位に達し、ウィンターのリーダー・アルバムとしては3作目の全米トップ40アルバムとなった[1]。1974年7月には、RIAAによりゴールドディスクの認定を受けた[3]。また、本作からは「リヴァーズ・ライジン」(全米33位)、「イージー・ストリート」(全米83位)がシングル・ヒットした[1]。
日本では、ウィンターのアルバムとしては初のオリコンLPチャート入りを果たし、8週トップ100入りして最高61位を記録した[2]。
評価・影響
マイケル・B・スミスはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「前作ほど良質なアルバムではないが、単体で見れば十分な成功作である」と評している[5]。ロバート・クリストガウは本作にCプラスを付け、リック・デリンジャーやダン・ハートマンを「ヘヴィ・ポップの達人」と評価する一方、リーダーのウィンターに関しては「シンセサイザーを多用しすぎている」と評している[6]。
近田春夫は近田春夫&ハルヲフォン名義のアルバム『ハルヲフォンレコード』(1977年)を制作する際、本作から特に強い影響を受けたとのことで、近田はエドガー・ウィンター・グループの音楽性について「音楽理論的に考えると非常に高度で演奏も難しいんだけど、表面的には水商売っぽいくだらないものとして受け取られる、という点が尊敬に値する」と評している[7]。また、デイヴィッド・リー・ロスはEP『クレイジー・フロム・ザ・ヒート』(1985年)において、本作収録曲「イージー・ストリート」をカヴァーした[8]。
収録曲
特記なき楽曲はダン・ハートマン作。
- 俺達は野獣だ - "Some Kinda Animal" - 3:07
- イージー・ストリート - "Easy Street" - 4:13
- 落日のハイウェイ - "Sundown" - 3:25
- ミラクル・オブ・ラヴ - "Miracle of Love" (Edgar Winter, Dan Hartman) - 3:38
- ドゥ・ライク・ミー - "Do Like Me" (E. Winter) - 4:49
- ロックンロール・ウーマン - "Rock & Roll Woman" - 2:51
- 待ちわびた誘惑 - "Someone Take My Heart Away" (E. Winter) - 4:08
- クイーン・オブ・マイ・ドリームス - "Queen of My Dreams" - 2:15
- 君を抱きしめて - "Maybe Some Day You'll Call My Name" - 3:52
- リヴァーズ・ライジン - "River's Risin'" - 3:19
- アニマル - "Animal" (E. Winter) - 4:55
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参加ミュージシャン
脚注
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