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悪魔が来りて笛を吹く (1954年の映画)

1954年に公開された日本の映画 ウィキペディアから

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悪魔が来りて笛を吹く』(あくまがきたりてふえをふく)は、1954年4月27日に公開された日本映画[1][2]

概要 悪魔が来りて笛を吹く, 監督 ...

東映の重役スターであった片岡千恵蔵を主演に東京撮影所で制作。「三本指の男」に始まる片岡千恵蔵金田一耕助シリーズの第4作目である。このシリーズでは、脚本家の比佐芳武のアイデアで、原作とは違った犯人が設定された。そのため大筋では原作通りだが、最後に目賀博士が犯人であったと明らかになる。

本作のフィルムプリントは長らく所在不明となってたが、2024年2月に二松学舎大学教授で横溝正史研究を行っている山口直孝がフィルムを発見し東映に寄贈した[3][1]。フィルムは劣化が激しかったことから、東映ラボ・テックにより修復とデジタル化が行われ、2025年1月26日に丸の内TOEIにて復刻披露上映会が開催された[1][4][5]

等々力警部役の岡譲二は、映画、テレビドラマで金田一耕助を演じている。

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ストーリー

原作者の横溝はトリックと解決が守られていれば、映画に合わせた表現の変更などは監督に任せるという方針であった[1]

複数の映画情報サイト(外部リンクの節に列挙されているKINENOTE・Movie Walker・映画.com)に掲載されている全く同一テキストのストーリー情報や、残されているシナリオの記述[6]によると、原作から以下のように変更されている。

  • 天銀堂事件は1950年(昭和25年)1月15日に発生しており、冒頭で白木静子がこの事件について観客に語りかける。
  • 一彦は道楽息子という設定になっている。
  • 砂占いで直後の玉虫殺害が予告される。
  • 植辰の本名が村岡辰造と設定されており、お駒は娘ではなく妹である。小夜子に相当する人物は登場しない。植辰が玉虫伯爵を強請っていた設定は無く、終盤で金田一が証人として連れてくる。
  • 椿家の執事として木下善四郎が登場、原作通り目賀博士と通じていた子が木下に心変わりしたことも犯行動機の1つになっている。
  • 子と利彦との禁忌の子は宗二郎と名乗ってお駒の養子となるが夭折する。椿家財産横領を企む目賀博士が、植辰の子・治雄に自分が宗二郎であると信じ込ませて三島東太郎として椿家へ送り込み、英輔を自殺に追い込んだうえ、その亡霊を演出して玉虫伯爵、利彦、お駒、木下、子を殺害した。目賀博士は最後に拳銃を乱射して抵抗するが、逮捕された。
  • 東太郎(村岡治雄)と美彌子は秘かに思いを寄せ合っており、最後に金田一が結びつける。
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キャスト

スタッフ

関連項目

脚注

外部リンク

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