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斧石

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斧石
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斧石(おのいし、ふせき、Axinite)は、鉱物の一種(ケイ酸塩鉱物)。カルシウムマンガンアルミニウムホウ素などを含み、化学組成はCa2(Mn,Fe)Al2BO3[Si4O12]OH である。

概要 Axinite, 分類 ...

学名及び和名は、結晶の形状がを思わせることに因む。

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解説

一般的に斧石とよばれる鉱物は、化学組成の違いから現在では4種類に細分されている。

鉄斧石
axinite-(Fe) 、Ca2Fe2+Al2BSi4O15(OH)。 一般的に褐紫色。石灰岩の接触帯、石英閃緑岩ペグマタイト、変塩基性火山岩中に産出する。
マンガン斧石
axinite-(Mn)、Ca2Mn2+Al2BSi4O15(OH)。 一般的に褐紫色。石灰岩の接触帯と層状マンガン鉱床に産出する。大分県尾平鉱山(閉山)や宮崎県土呂久鉱山(閉山)から産出された大形の結晶は世界的にも有名。
チンゼン斧石
tinzenite、CaMn2+2Al2BSi4O15(OH)。 一般的に黄または橙色。層状マンガン鉱床に産出する。原産地スイスのティンツェン(Tinzen, 現在のグラウビュンデン州ズルゼス)から命名された。
苦土斧石
axinite-(Mg)、Ca2MgAl2BSi4O15(OH)。 一般的に青色透明。長波長の紫外線で蛍光を発する。
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ギャラリー

脚注

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