トップQs
タイムライン
チャット
視点

新版大岡政談

長谷川海太郎による文学作品 ウィキペディアから

新版大岡政談
Remove ads

新版大岡政談』(しんぱんおおおかせいだん)は林不忘小説。またそれを原作とした映画作品。

Thumb
林不忘『新版大岡政談』

概要

1927年10月(昭和2年)から『東京日日新聞』(現在の毎日新聞)に掲載された林不忘連載小説邑井貞吉講談大岡政談』を元にして小説化したもの。『新版大岡政談・鈴川源十郎の巻』(後に『丹下左膳』と改題)、『新版大岡政談・魔像篇』などがある。

『新版大岡政談・鈴川源十郎の巻』は、マキノ・プロダクション東亜キネマ日活の3社がそれぞれ映画化し、とりわけ伊藤大輔監督・大河内傳次郎主演による日活作品が大ヒットし、原作では脇役だった隻眼隻手の怪剣士・丹下左膳を主役として大いに人気を博して時代劇の定番となった。このため原作の『鈴川源十郎の巻』の方が『丹下左膳』と改題されたほどである。『魔像篇』は、元は1930年の映画『続大岡政談 摩像篇第一』のために書き下ろされたものであり[1]、その後も『魔像』などのタイトルでたびたび映画化されており、こちらも時代劇の定番となっている。

書誌情報

映画

鈴川源十郎の巻

※以降の映画化はすべて表題が「丹下左膳」となっている。

魔像篇

テレビドラマ

阪東妻三郎が三度にわたり映画主演した『魔像』のリメイクドラマ。阪妻の長男・田村高廣の主演でリメイクされた。また三男・田村正和や、四男・田村亮、婚外子(阪妻と内縁の妻との子)・水上保広も出演している。右近の妻・お絃を演じたのは渡辺美佐子
田村高廣主演のリメイクドラマ第2作。高廣が主人公・神尾喬之助と茨右近の二役を演じた。喬之助・右近と対峙する南町奉行・大岡越前守忠相丹波哲郎が、右近の妻・お絃を松尾嘉代が演じている。
  • 大岡政談 魔像』(1989年、フジテレビ)
主演の杉良太郎自ら企画を手掛けたリメイクドラマ第3作。杉が主人公・神尾喬之助と茨右近の二役を演じた。丹波哲郎が前述の第2作同様、南町奉行・大岡越前守忠相を、右近の妻・お絃を藤真利子が演じている。

関連作品 (テレビドラマ)

「魔像編」の主要人物の一人である茨右近を主人公に据えた前述の第3作のスピンオフ作品。茨右近役の杉良太郎が、前述の第3作同様自ら企画を手掛けている。また、右近の妻・お絃を萬田久子(第1・第2作)、坂口良子(第3作)が演じている。
Remove ads

漫画

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads