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新羽車両基地

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新羽車両基地map
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新羽車両基地(にっぱしゃりょうきち)とは神奈川県横浜市港北区北新横浜に位置する、横浜市営地下鉄車両基地である。なお、名称は「新羽」で出入庫線は新羽駅と接続されているが、最寄り駅は北新横浜駅である。

概要 新羽車両基地, 基本情報 ...
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概要

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留置線がある2階部分

あざみ野延伸開業時点では建設中で、1996年(平成8年)2月17日に開設した[1]上永谷車両基地とともに横浜市営地下鉄ブルーラインの車両基地となっている。施設は後述の新羽雨水調整池、滞水池の構造物と一体となる関係で人工地盤内にあり、屋上は事務所・スポーツ施設になっているため、屋外から2階に位置する車両基地を見ることは難しい。

2002年(平成14年)には万代町運輸指令所(横浜市教育文化センター内)の移設先として、総合指令所(運転指令所と電気指令所を統合したもの)が設置された。2008年横浜市営地下鉄グリーンライン開業時にはグリーンラインの指令システムも設置され、ここでブルーライン・グリーンラインの2路線が一括管理されている[3]

ブルーラインの本線では50kg/mNレールが使用されているが、車両基地内は通トン数が小さいことから40kg/mNレールが使用されている[4]

施設は南西側の一角(1/4程度)が未完成(将来増設)となっている。車両基地内は[1]

  • 留置線 13本(将来最終計画)
  • 引上線 3本
  • 検査線 4本
  • 車輪転削線 1本
  • 試運転線 1本
  • 洗浄線 2本 車両洗浄装置 1基
  • 材料線 1本(保守機械線)

現状では54両(6両×9本)の収容数だが、将来の最終計画では180両(6両×30本)まで収容できる[1]

1000形の第1編成1011Fが、登場時の3両編成(1011-1012-1016)で動態保存されている[5]

車両基地前の空き地では、2004年(平成16年) - 2007年(平成19年)2月に特設の解体場が設けられ、1000形2000形廃車解体や[5]、グリーンラインの建設工事で発生した土砂の仮置きが行われていた。

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あおばスポーツパーク

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フットサル場「あおばスカイフィールド」

建物の1階には新羽変電所、2階には検車庫・検車作業室・信号機器室・留置線、3階には信号扱所・保守区事務所・総合指令所などが設けられている[6]

2019年からは使用されていない空間・敷地の一部がビック・ライズに貸し出され、スポーツ施設「あおばスポーツパーク」が営業している[7]

  • 1階
    • あおば新横浜ロジスティクスセンター - ビック・ライズの食品スーパー「食品館あおば」の物流センター。
    • ジャパンアスレチックアカデミー
  • 3階屋上 - スポーツ施設「あおばスポーツパーク」
    • フットサル場「あおばスカイフィールド」
    • テニスコート「K-powersテニスアカデミー」
    • バッティングセンター「スウィングスタジアム横浜」
    • カフェレストラン「あおばフードガーデン」
    • 駐車場「タイムズあおばスポーツパーク」(229台)

新羽雨水調整池・滞水池

構内の地下には、日本下水道事業団からの委託で横浜市交通局が施工した「新羽雨水調整池・滞水池」がある[8]。施設は鶴見川の浸水対策として計画されたもので、構造物は長さ107 m、幅53 m、最大深さ50 m鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC構造)で、地下6階構造、10階建てビルに相当する[8]。掘削土量は約30万 m3[8]

新羽雨水調整池は1池で容量8万9,000 m3、雨水滞水池は2池構造で容量2万7,000 m3を貯留できる[8]

その他

  • 車両基地の外観は、映画交渉人 真下正義』に登場する「東車両基地」の外観として使用された。
  • 2005年(平成17年)以降、「はまりんフェスタ」として何度か一般公開が行われた。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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