旅と日々

『旅と日々』（たびとひび）は、2025年11月7日に公開予定の日本映画^[1]。監督・脚本は三宅唱、主演はシム・ウンギョン^[2]。つげ義春の漫画『海辺の叙景』と『ほんやら洞のべんさん』の2作品を原作とする^[2]。

旅と日々
監督	三宅唱
脚本	三宅唱
原作	つげ義春 『海辺の叙景』 『ほんやら洞のべんさん』
製作	城内政芳
製作総指揮	定井勇二 後藤哲
出演者	シム・ウンギョン 河合優実 髙田万作 斉藤陽一郎 松浦慎一郎 足立智充 梅舟惟永 佐野史郎 堤真一
音楽	Hi'Spec
撮影	月永雄太
編集	大川景子
制作会社	ザフール
製作会社	映画『旅と日々』製作委員会
配給	ビターズ・エンド
公開	2025年11月7日（予定）
上映時間	89分
製作国	日本
言語	日本語

あらすじ

脚本家の李は、自身の才能に限界を感じていた。ある大学の授業で、自らが脚本を手掛けた映画が上映されるが、学生からの質問に「自分には才能がない」と答える^[3]。

冬、李は偶然訪れた雪深い山奥の宿「べんぞうや」で、やる気のない宿主・べん造と出会う。暖房も食事も満足にないその宿で、李はべん造と奇妙な交流を重ねる。ある夜、べん造は李を雪原へと連れ出し、静かな時間の中で李は自分自身と向き合っていく^[3]。

登場人物

李

演 - シム・ウンギョン

韓国人の脚本家。旅先で人生と向き合う。

渚

演 - 河合優実^[1]

夏の海辺で李が出会う女性。

夏男

演 - 髙田万作^[1]

海辺で渚と出会う青年。

べん造

演 - 堤真一^[2]

山奥の宿「べんぞうや」の主人。無気力だが独特の存在感を放つ。

その他

演 - 斉藤陽一郎^[1][4]、松浦慎一郎^[1][4]、足立智充^[1][4]、梅舟惟永^[1][4]、佐野史郎^[1][4]

スタッフ

• 原作：つげ義春『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』
• 監督・脚本：三宅唱
• 音楽：Hi'Spec^[4]
• 企画：中沢敏明^[4]
• 製作：崔相基、厨子健介、古賀俊輔、小林敏之^[4]
• エグゼクティブプロデューサー：定井勇二、後藤哲^[4]
• プロデューサー：城内政芳^[4]
• 撮影：月永雄太^[4]
• 照明：秋山恵二郎^[4]
• 録音：川井崇満^[4]
• 美術：布部雅人^[4]
• 編集：大川景子^[4]
• 装飾：大原清孝^[4]
• 衣裳：立花文乃^[4]
• ヘアメイク：百瀬広美、荒井智美^[4]
• キャスティング：杉野剛^[4]
• 音響効果：長谷川剛^[4]
• 制作担当：古野修作、菅井俊哉^[4]
• 助監督：松尾崇^[4]
• 助成：文化庁文化芸術振興費補助金（日本映画製作支援事業）独立行政法人日本芸術文化振興会
• 制作プロダクション：ザフール^[1][2]
• 配給・宣伝：ビターズ・エンド^[1][2]
• 企画・プロデュース：セディックインターナショナル^[1][2]
• 製作幹事：ビターズ・エンド、カルチュア・エンタテインメント^[1]
• 製作：映画『旅と日々』製作委員会

受賞

• 第78回ロカルノ国際映画祭 インターナショナル・コンペティション部門^[5]
  • 金豹賞
  • ヤング審査員賞

日本人監督の作品が最優秀賞に選ばれたのは、『愛の予感』以来18年ぶりのこととなる^[5]。