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日本館 (大阪・関西万博)
2025年日本国際博覧会で日本政府が出展したパビリオン ウィキペディアから
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日本館(にほんかん、正式名称:日本政府館〈にほんせいふかん〉、英: Japan pavilion)は日本の大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目(夢洲)にある建築物。2025年に開催された2025年日本国際博覧会(Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan、大阪・関西万博)にて日本政府および経済産業省のパビリオンとして建造された。
総合プロデューサー、総合デザイナーはnendoの佐藤オオキ、コピーライターは渡辺潤平、アートディレクター、グラフィックデザイナーは色部義昭、建築デザイン(基本設計・実施設計)は日建設計が担当した[4]。鉄骨造の建物であり、施工は清水建設が担当[3]。館長は黒田紀幸[5]、名誉館長は俳優の藤原紀香[6]。建設費は建築が76億円、内装が67億円、計143億円[7]。
テーマは「循環」[5]。展示内容と建築もこのテーマを意識している。
2025年(令和7年)8月、一般社団法人日本商環境デザイン協会(JCD)および一般社団法人日本空間デザイン協会(DSA)が主催する「日本空間デザイン賞2025」のエキシビション・イベント空間部門において、銅賞を受賞した[8]。
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建築
大阪・関西万博会場東ゲートゾーンのE10に位置しており、西側に大屋根リング、北側にウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier、南側にEXPO ホール「シャインハット」が隣接している[9][10]。
解体とその後の再利用を想定し、国産の杉(間伐材)から作られた(長方形)のCLTが280組560枚並んでおり、コンセプトの「循環」を表現している。CLTは日本CLT協会が無償貸与している[7]。
展示
要約
視点
展示のコンセプトは「いのちと、いのちの、あいだに」[11]。日本の「循環」に関する展示が主にプラントエリア、ファームエリア、ファクトリーエリアの3つのエリアで行われている[12]。一部の展示では日本のキャラクターや玩具が登場する。音声ガイドのナレーターはクリス智子[13]。
エリア内では水、熱、電気、CO₂、養分(窒素・リン)をイメージしたBE@RBRICKが登場する[14]。
プラントエリア
プラントエリア(Plant Area)では麹菌や微生物、浄水技術についての展示と、本パビリオンの中でも注目を集めていた「火星の石」が展示されている。主に以下の展示が行われた。
ファームエリア
ファームエリア(Farm Area)では藻類や自然に焦点を当てた展示が楽しめる。藻類に扮したハローキティや生ごみ由来のCO₂ボンベが展示されている。
ファクトリーエリア
ファクトリーエリア(Factory Area)では案内役のドラえもんが日本の建築技術、宇宙開発、「日本のものづくり」を紹介する[16]。展示には日本の漫画をイメージした特徴的な吹き出しやドラえもんの絵で装飾されている[11]。主に以下の展示が行われた。
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ユニフォーム
日本館アテンダントのユニフォームは「日本の美意識を纏う」をコンセプトにファッションデザイナーの中田優也がデザインしている[17]。
Webマガジン
日本館を紹介する公式Webマガジンとして「月刊日本館」を発行している。
記念貨幣
→詳細は「日本の記念貨幣 § 2025年日本国際博覧会記念貨幣」を参照
大阪・関西万博の開催を記念して表面にミャクミャクと日本館、裏面に日本国際博覧会ロゴマークが刻まれた金貨幣(10000円)が財務省より発行された[18]。
脚注
関連項目
外部リンク
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