トップQs
タイムライン
チャット
視点
日産・QDエンジン
ウィキペディアから
Remove ads
日産・QDエンジンとは、日産自動車によって1990年代後半 - 2000年代半ばまで生産されていた、直列4気筒のOHVディーゼルエンジンである。排気量は3200ccのみで、日本国内の新基準自動車排出ガス規制への対応が難しく、粒子状物質(黒煙)の排出も多かったTDエンジン[注釈 1]の後継(主にTD27系)としてTDエンジンから派生した。そのためTDエンジンとの共通点が多い[注釈 2]。
車両用はZDエンジンへ完全移行したが、2024年現在でも三菱ロジスネクスト[注釈 3]製フォークリフトに搭載されている。 [注釈 4]
Remove ads
バリエーション
QD32系
3,153cc 水冷 直列4気筒 OHV 渦流室式燃焼室 分配型噴射ポンプ
QD32
- 3,153cc 自然吸気
- スペック:(1)100PS(74kW)/3,600rpm 22.5kg・m(221N・m)/2,000rpm
- (2)100PS(74kW)/3,600rpm 21.3kg・m(209N・m)/2,000rpm
- (3)110PS(81kW)/3,600rpm 22.5kg・m(221N・m)/2,000rpm
- (4)105PS(77kW)/3,600rpm 22.5kg・m(221N・m)/2,000rpm
- (5)98PS(72kW)/3,600rpm 22.0kg・m(216N・m)/2,000rpm
- 軽油
QD32ETi
Remove ads
搭載されていた車種
不具合
環境対策として日本国内でも導入が始まった脱硫軽油[注釈 5]の影響と見られる燃料噴射ポンプの不具合が報告されており、使用過程で、エンジン警告灯の点灯、アイドル回転が上下するハンチング、エンジンストール[注釈 6]などの症状が出る場合がある。その後、噴射ポンプは対策品に切り替えられている。
注釈
- TDエンジンも海外向けに並行して生産が継続されていた。2024年現在は三菱ロジネクスト(以下、三菱ロ)系列のグローバルコンポーネントテクノロジー株式会社(以下、GCT)鴻巣工場にてフォークリフト向けTD27/TD42エンジンと並行して生産中。GCT鴻巣工場の前身は旧・UDトラックス株式会社鴻巣工場。2014年、UDトラックス株式会社より譲受。
- 2024年現在GCT社で生産されているのはQDエンジン系列としてはQD32のみ。
- 走行中にエンジンが停止した場合はステアリングのパワーアシストやブレーキブースターも失効する。
Remove ads
参考文献
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads