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本町車山蔵
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本町車山蔵(ほんまちやまぐら)は、愛知県犬山市犬山東古券779にある建築物。犬山祭で用いられる山車の格納蔵である[1]。車山蔵(やまぐら)として登録有形文化財。
犬山祭は「犬山祭の車山行事」として重要無形民俗文化財に指定されており、「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されている。犬山祭では山車を車山(やま)と、車山を格納する蔵を車山蔵と呼び、それぞれの車山蔵が格納する車山は「犬山祭の車山」として愛知県有形民俗文化財に指定されている。
歴史
犬山祭は寛永12年(1635年)に遡る針綱神社の祭礼であり、寛永18年(1641年)以後には各町が競って車山(やま)と呼ばれる山車を曳き出すようになった[2]。
1909年(明治42年)9月に本町車山蔵が建てられた[1]。大工棟梁は市橋清次郎と廣瀬鉞太郎の兄弟であり、市橋家は犬山藩御用大工だった家である[2]。本町車山蔵が格納する車山は「咸英山」(かんえいやま)であり、犬山祭に曳き出される13輌の車山の中で最も豪華であるとされる[3]。
1999年(平成11年)8月23日、「車山蔵」として登録有形文化財に登録された[1]。愛知県において蔵の登録は本町車山蔵が初である[4]。なお、犬山市では同時に奥村家住宅主屋など9件、尾関家住宅主屋など2件も登録されている[4]。木造の車山蔵が残っているのは本町と新町のみである。
建築
木造平屋建、切妻造、妻入、瓦葺[1]。建築面積37平方メートル[1]。間口4.55メートル、桁行8.22メートル[1]。桁高7メートル[1]。本町車山は3層であるが、2層まで組み立てた状態で格納することができる。
脚注
参考文献
外部リンク
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