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札幌市交通局200形電車

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札幌市交通局200形電車(さっぽろしこうつうきょく200がたでんしゃ)は、札幌市交通局1957年に導入した札幌市電路面電車車両である。

概要

さらに見る 車両番号, 製造年月 ...

1957年昭和32年)に登場した。201 - 208号の8両。320形と同年に登場した初の北海道製のボギー電車(道産電車と呼ばれた)であり、後の210形以降の道産電車の基となった。

地元企業4社の共同企業体である札幌綜合鉄工共同組合(札鉄共)で、単車150形170形台枠や主要機器を流用して製作された。製作経費は1両あたり368万7千円であった。

正面は320形と共通する3枚窓であるが、絞りが少なく平面的で、幅もやや広い。中央窓は上ヒンジで下部が外へせり出す開閉窓で、左右は固定窓であった。前照灯は腰部のみの1灯である。

単車の台枠を流用した関係で前扉は折戸となり、中扉を含めドアエンジンはない。また、集電装置はビューゲルであった。

登場当初の塗色は上半部がライトグレー、ほかはオレンジイエローであった。後に330形と同様の塗色に変更されたが、ステンレスの飾り帯は付けられず、白帯となった。

1970年(昭和45年)から始まったワンマン化改造工事の対象とはならず、1971年(昭和46年)10月に全車廃車となった。

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改造

方向幕
202号までは正面中央上部に小型のものが設置されていたが、1960年(昭和35年)に中央に大型の物を設置する改造を行った。203号以降は当初から大型の方向幕を装備して登場した。
排障器
製造当初は網状のものが取り付けられていたが、丸棒製の格子状の物に変更された。

主要諸元

  • 全長:12,370mm
  • 全幅:2,160mm
  • 全高:3,650mm
  • 自重:14.0t
  • 定員:90人
  • 出力・駆動方式:37.3kW×2・吊り掛け式
  • 台車型式:札幌綜合鉄工共同組合メタル軸受け式
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