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東京ゲームショウ
コンピュータゲームをはじめとするコンピューターエンタテイメントの総合展示会 ウィキペディアから
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東京ゲームショウ(とうきょうゲームショウ、TOKYO GAME SHOW)は、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の主催によって年に一度開催される、コンピュータゲームをはじめとするコンピューターエンタテイメントの総合展示会である。会場は幕張メッセ。日本最大級の規模を誇り、多くのファンが押し寄せるイベント[1]。略称としてTGSと表記されることがあり、本項もそれに倣う。E3(開催終了)やGamescomと並ぶ世界三大ゲームショウでもある[2][3][4]。現在は、Gamescomに次ぐ世界で二番目に大きいゲームショウである。
前身は1988年に発足された「コンシューマ・ソフト・グループ」 (CSG) が行っていた展示会である[5][6][7]。
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概要



開催から2日間(通常木・金曜日)[注 1]はビジネスデイとして原則的にゲーム業界関係者、報道関係者、流通関係者のみの公開となる[8]。残りの2日間(通常土・日曜日)は一般公開日として行われている。1996年開催から2020年まで一度も中止されることなく開催されているが、2020年は新型コロナウイルスの影響によって会場での開催が見送られ、オンラインのみでの開催となった。
本展示会では来場者のコスプレが認められている[注 2][9]。
本展示会は1990年代当時、家庭用ゲーム業界で圧倒的なシェアを誇っていた任天堂から独立する形でソフトメーカーなどが中心となって開催を始めたという経緯があった。このような事情から任天堂は長年に渡り、本展示会とは距離を置いていたが、2003年と2005年は同社社長(当時)の岩田聡が基調講演を行ったり[10][11]、2018年には前年(2017年)に発売したNintendo Switch向けソフトの展示をサポートするために業界関係者向けの商談スペースではあるが本展示会に出展したことがある[11][12]。
なお、ビジネスデイと一般来場者向けで出展企業が異なっている場合もあり、ビジネスデイ限定のブースが出展している場合もある。この場合、ゲームそのものでなくゲームを開発するための環境作り、ゲーム開発ツールやゲームエンジン、ミドルウェアなどのブースが出展していることもある[13]。
2010年代以降はゲーム人口の拡大により、電子たばこ[注 3]や家具メーカー[注 4]、放送局[注 5]など、ゲーム以外の異業種企業が出展しているケースもある[14][15][16][17]。
2025年は中国・韓国などの海外企業や前述の異業種企業の出展もあり、出展企業総数[注 6]が初めて1000社を突破した[17][18][19]。
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期日
- 1996年 - 8月の1回(3日間)
- 1997年〜2001年 - 春・秋の年2回(各3日間)
- 2002年〜2006年 - 秋の年1回(3日間)
- 2007年〜 - 秋の年1回(4日間)
- 2026年~ - 秋の年1回(5日間)[20]
会場
沿革
- 1996年 - 「東京ゲームショウ'96」(第1回)開催。
- 1997年 - 展示内容の増加と来場者多数のため、秋の開催から、会場を東京ビッグサイトから幕張メッセに変更[21][22]。
- 1999年 - 秋の東京ゲームショウより、併催されていた技術説明会がCEDECとして一新された[23]。
- 2002年 - 入場者数と出展者数の伸び悩みから、年1回の開催に変更。
- 2002年 - この年以降は日経BPとの共催に変更[24]。
- 2006年 - 「10周年特別企画」として、ファミコンから現在の最新機種に至るまでのゲームの進化を紹介する「テレビゲームミュージアム」が会場内に特設された[25]。
- 2007年 - 開催期間を4日間に変更[26]。
- 2015年 - 会場をイベントホールを含めた施設全体に拡大。
- 2020年 - 幕張メッセでの開催を中止とし、オンライン開催となる。
- 2021年 - ビジネスデーのみ開催、一般公開は中止。
- 2022年 - 一般公開を再開、ただし小学生以下の入場とコスプレは禁止。
- 2023年 - 入場制限を撤廃し、コスプレを再開。コロナ禍前の開催規模に戻る。
- 2025年 - ロゴが刷新しリニューアルされている。後援に文化庁が加わる。共催から電通が消え、ソニー・ミュージックソリューションズが加わる。出展企業[注 6]が初めて1000社を突破[18]。
- 2026年 - 開催期間を5日間に変更[27]。
トピックス
- 2008年、当時の社会状況を見て、一般来場者に対して入場時の手荷物検査を実施することとなった[28]。また、徹夜待ち入場者の排除策として、開始時間まで会場周辺のトイレを封鎖[要出典]。手荷物検査については2018年現在までの開催全てで行われている[29][30]。
- 2009年は開催当時に新型インフルエンザ(2009年新型インフルエンザの世界的流行)が流行していたため、 感染者は参加を控えるなどの検討を促す告知が行われ、会場内には消毒液が用意されることとなった[31][32]。
- 2011年は、東日本大震災の復興支援としてチャリティーオークションなどが行われたほか、会場各所に義援金用の募金箱が設置された[33][34]。なおチャリティオークションについては2012年以降も継続して行われ、2017年現在では復興支援チャリティーオークション/募金活動として実施されている[35][36][37]。
- 2016年は、外国人来場者へのサービス向上を目指し、多言語音声翻訳機をテスト導入した。メガホンヤクやタブレット機器を使用し、日本語と英語、中国語、韓国語の4カ国語に対応した翻訳サービスを各インフォメーションブース等で提供した[38]。
- 2017年から、コスプレ撮影の際に、列を切るため等といった特例を除き、囲み撮影を原則禁止とする措置を執ることとなった[39]。
- 2020年は世界規模での新型コロナウイルス感染拡大に伴い、幕張メッセでの開催を中止とし、オンライン上での開催を検討していることを5月8日に発表[40]、9月23日から27日までの開催された「東京ゲームショウ2020 オンライン」の特設会場を、Amazonのサイト上に設置すると7月21日に発表した[41]。
- 2021年も新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せないことや、コロナワクチンの接種が始まったばかりであることから、一般公開を中止しオンラインで実施することが発表された。なお、ビジネスデーについては幕張メッセでリアル開催が行われた[42]。
- 2022年は、3年ぶりに一般公開が行われることとなった。ただし、若年層のコロナワクチン接種状況が不透明のため、安全面を考慮し、小学生以下の入場を禁止することと、コスプレを禁止した。
- 2024年は、前半2日間のビジネスデイにて昨年を大きく上回る来場者数約8万7000人を記録、一般公開日も含めて27万4397人を記録し歴代2位の記録となった。[43][44]。
- 2025年より、ロゴが刷新されている。開催期間中、特に最初の2日間のビジネスデイにおいて、過去2回の開催を大幅に上回る約10万7,000人の来場者数を記録、一般公開にも含め約26万人が来場し、歴代3位の記録となっている。出展企業数も過去最多を更新し、1136社が参加した[45]。また、翌年の開催は、史上初となる5日間開催となることが発表され、一般公開日が3日間に延長される予定[46]。TGSに合わせて行われる「日本ゲーム大賞」においても大きく変更が行われ、開催日がTGS初日ではなくその前々日の23日に、会場をイイノホールに移しての開催となった[47]。また、日本ゲーム大賞の対象となる作品の販売期間が変更され、2024年4月1日から2025年5月31日までに変更されている。これは、翌年以降の開催に向けた移行期間のためである[47]。
- 2026年より、日本ゲーム大賞の対象となるゲームの販売期間が変更される予定であり、変更前より2か月後ろにずれる形となる[48]。
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開催実績
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脚注
関連項目
外部リンク
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