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枝幸町警察
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概要
1947年(昭和22年)12月に制定された旧警察法に基づいて1948年(昭和23年)1月1日に設置された(北海道では12市64町2村に自治警が設置され、旧警察法が施行される同年3月7日より前の1月1日から試験的に実施されていた[1])。警察法によって、従来の中央集権的で強権的であった警察制度は解体され、地方分権と警察の民主化を図るべく、国家・都道府県・市町村公安委員会の設置と国家地方警察及び自治警が組織される事になった。自治体警察は市以外に市街的町村(1.人口5千人以上、2.中心市街連坦戸数35%以上、3.商工業その他都市的業態の戸数35%以上)に設置されることになり、枝幸町にも自治警としての枝幸町警察署が設置されることになった(なお稚内方面で設置された自治体警察は稚内市と枝幸町、天塩町の3か所である)[2]。
自治体警察は発足当初から、警察維持費の問題、有志の寄付から由来する警察ボスの横行、部内の対立と言った様々な問題が付きまといがちであった。そのため、1951年6月には警察法の一部改正が行われ、町村警察については住民投票に基づいて存廃を決めることが出来るようになった事を受けて、警察予算に悩む町村は続々と自治警廃止に踏み切ったが、枝幸町では自治警廃止は決議されなかった[3]。
1954年(昭和29年)6月に全面改正された警察法によって自治警は廃止され、枝幸町警察も廃止された。同年7月1日、北海道警察旭川方面本部所轄の枝幸警察署が置かれたが、9月1日に枝幸警察署は廃止、中頓別警察署枝幸警部派出所に代わった[4]。
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枝幸町警察署の機構
枝幸町警察署の定員は8名で階級別では以下のとおりである[2][5]。
警察法が施行された1948年3月7日時点での構成[3]。
- 警部補 山本宗雄(署長)
- 巡査部長 2名
- 巡査 4名
- 女子雇 1名
枝幸町警察廃止1年前の構成[3]。
警察法が施行された時点における本署事務分掌は以下の通りであるが、同年8月に総務課と刑事課の2部制となった[3]。
- 警務
- 警備
- 捜査鑑識
- 経済防犯
巡査駐在所。乙忠部と目梨泊の駐在所は枝幸町警察発足時からの施設である[3]。
- 乙忠部
- 目梨泊
- 徳志別(1950年6月設置、当時は巡査出張所で駐在所となったのは1953年3月)
- 音標(1948年11月設置)
脚注
参考文献
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