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榎本好宏
日本の俳人 ウィキペディアから
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生涯
東京生まれ[3]。1970年、「杉」創刊に参画[3]。主宰の森澄雄に40年間師事し[3]、「杉」編集長を18年担当した[3]。森の死後に「杉」を退会。2010年、句集『祭詩』で第49回俳人協会賞受賞[2]。2015年、『懐かしき子供の遊び歳時記』で第29回俳人協会評論賞受賞[1]。『件』同人。選者を務めた俳誌『會津』終刊後、2014年、俳誌「航」を創刊、主宰[2]。1996年から10余年にわたり福島県只見川流域の9町村と協力して、「歳時記の郷・奥会津 全国俳句大会」事業の企画・運営に携わった。
読売新聞地方版「よみうり文芸」選者[3]。俳人協会名誉会員[2]、日本文藝家協会、日本エッセイスト・クラブの会員だった。[3]
作品
代表句は
三月は人の高さに歩み来る
枕絵といふ菜の花の如きもの
金亀虫アッツに父を失ひき
滝さらに自在に落ちてよかりしに
独活食うて世に百尋も遅れけり
知覧
母様(かかさま)へ椎の若葉が匂ひます
神楽いま早池峰に音還しけり
更衣見るべき花を見尽くして
こつつんと切子置かるる酒冷し
千里とは万葉人の冬の星
などがある。
作風は40年師事した森澄雄の影響もあり、大和ことばによるなめらかな調べを重視したが、後年は自ら創設した結社「航」のこころざしとして「おのおのが持つ無意識下のやわらかい自己の発現をめざす」を掲げ、己れの中に顕つ不思議の具現を追求した。
著書
句集
評論・エッセイ
入門書
- 『俳句入門 本当の自分に出会う手引き』池田書店 1998
歳時記・辞書
共編著
参考
脚注
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