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正宗厳敬
日本の植物学者 (1899-1993) ウィキペディアから
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正宗 厳敬(まさむね げんけい、1899年(明治32年)4月22日[1] - 1993年(平成5年)6月18日[2])は、日本の植物学者。理学博士[3]。
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略歴
岡山県和気郡伊里村穂浪(現在の備前市穂浪)に生まれる。旧制第七高等学校を経て、1929年(昭和4年)、東京帝国大学理学部植物学科を卒業後、台北帝国大学理農学部助手となり、1934年(昭和9年)には同大助教授兼農林専門部教授となった。太平洋戦争後は、一時、横浜国立大学で勤務した後、1950年(昭和25年)金沢大学に赴任[2]。金沢大学理学部(現・金沢大学理工学域)植物分類・地理学講座の初代教授を務めた[4]。
ボルネオと台湾の植物誌の編纂、ラン科植物の分類などを行うと同時に、植物地理学的な研究も行った。1964年(昭和39年)、金沢大学を定年退職。死後発見されたラン科植物のタイプ標本を含む標本は、神奈川県立生命の星・地球博物館に収蔵。
親族
主な著書
著作の一部はデジタル化されており、国立国会図書館デジタルコレクションなどで公開されている。
- 『屋久島植物誌』(鹿児島印刷、1929年) 国立国会図書館書誌ID:000010607565 doi:10.11501/1911140
- 『最新臺灣植物總目録』 (KUDOA編輯部、1936年)doi:10.11501/1855955
- 『植物地理學』(養賢堂、1936年)
- 『植物地理學, 訂正版』(養賢堂、1939年)
- 『植物地理学新考』(北隆館、1956年)
- チャールズ・ダーウィン(著)・正宗厳敬(訳). 1939. 蘭の受精. 白揚社, 東京
- 『ボルネオの植物』 (台湾総督府外事部、1942年) doi:10.11501/1064247
- 『海南島植物誌』 (台湾総督府外事部、1944年) doi:10.11501/1902778
- 『海南島植物誌 改訂増補版』(井上書店、1975年)doi:10.11501/12614307
- 『森林植物生態学』 (朝倉書店、1962年)doi:10.11501/2496536
- 『小豆島の植物』(里見信生 共著、 北陸の植物の会、1963年)doi:10.11501/12605316
- 『日本の自生蘭 写真と図』(全6巻、自費、1984年-1990年)
脚注
関連項目
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