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武道伝来記
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『武道伝来記』(ぶどうでんらいき)は、井原西鶴による武家物の浮世草子。1687年(貞享4年)4月刊行。8巻8冊。大阪・池田屋(岡田)三郎衛門、江戸・萬屋清兵衛刊。各巻の題簽の角書、および副題に「諸国敵討」と記す[1]。
概略
全国各地を舞台に敵討の話(全32話)を取り上げているが、敵を討つ結末よりも、そこへ至るまでの経緯が詳細に描かれている。また、結末も晴れがましいものは少なく、事件の発端が口論や誤解、主君の横暴だったりと、敵討ちの矛盾も感じさせる内容となっている[1]。正義化された敵討ちの実態を、客観的に描いている点は、敵討ちを美化する時代にあって、異色の作品とされる[2]。
内容
巻一
巻二
- 思い入れ吹く女尺八
- 見ぬ人顔に宵の無分別
- 身代破る落書きの団扇
- 命とらるる人魚の海
巻三
- 人差し指が三百石が物
- 按摩とらする化物屋敷
- 大蛇も世にある人が見たところ
- 初茸狩りは恋草の種
巻四
- 太夫格子に立つ名の男 - 『古今犬著聞集』巻5「高谷無益兄弟取籠事」に拠るか[3]。
- 誰が捨て子の仕合せ
- 無分別は見越しの木のぼり
- 踊りの中の似せ姿
巻五
巻六
巻七
巻八
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脚注
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