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水素化カリウム

カリウムの水素化物 ウィキペディアから

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水素化カリウム(すいそかカリウム、potassium hydride)とは、カリウム水素から成る無機化合物で、化学式は KH と表される。カリウムの水素化物

概要 水素化カリウム, 識別情報 ...

水とは以下のように反応して水素ガスを発生させる。

この反応は非常に激しく、反応熱によって水素ガスに引火する。その時、カリウムの炎色反応により水素炎は紫色を呈する。水素化カリウムの固体は空気中でも自然発火性を持つため、鉱油パラフィン中にディスパージョンとして反応性を下げた状態のものが取り扱われる。パラフィン中にディスパージョンとしたほうが分散は良い[1]

水素化カリウムは金属カリウムと水素ガスから製造される。この反応はハンフリー・デービーにより1807年のカリウムの発見からまもなく見出された。彼は、水素化カリウムの沸点を少し下回る温度下で、金属カリウムが水素ガスの気流中で気化したことを記している[2]

水素化カリウムは非常に強い塩基で、その塩基性は水素化ナトリウムよりも強い。有機化合物から酸性プロトンを除去する際に用いられる。

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脚注

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