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熱媒体
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熱媒体(ねつばいたい、heating medium)とは装置を加熱あるいは冷却して目的の温度に制御する為に、外部熱源と装置との間での熱を移動させる為に使用される流体の総称である。熱媒・冷媒と呼ばれることもある。
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熱媒体には種々の物質が利用されるが、
などの特徴から利用目的に合わせて選択される。
装置の名称
加熱媒体を容器に入れ、加熱対象物かその容器を熱媒体に浸ける形式の熱装置は熱媒体種別により「~浴」という呼称が与えられているが、加熱媒体を管路で加熱装置内に引き込んで加熱する装置は、熱媒体を区分することなくボイラーや熱交換器、加熱装置、冷却装置と総称される。
加熱用熱媒体
水浴
油浴
水浴以外の液体を使用する、外部循環加熱媒体型の加熱装置は油浴(ゆよく、oil bath)と総称される。
- シリコーン油
- 種々の重合度のシリコーンから調整されるシリコーン油は油浴や加熱装置の熱媒体として使用される。シリコーンは酸が混入すると分解したり重合が進行してゲル化する。
- ダウサムA(Dowtherm A)
- ビフェニルとジフェニルエーテルとの3:7混合物である。15℃から257℃までの広い範囲で液体として存在し、極めて安定なため熱交換媒体、高沸点溶媒として広く用いられる。Dowtherm Aはダウケミカル社の登録商標である。
空気浴
蒸気浴
液体を加熱して蒸気を発生させて加熱媒体とする加熱装置は蒸気浴(じょうきよく、vapor bath)と呼ばれる。多くの種類の液体が利用されるが、閉鎖系過熱水蒸気を使用する装置はボイラーとして広く使用される。
砂浴
- 砂
- 砂浴(さよく、sand bath)では砂が加熱媒体として使用される(流体でない為、広義の熱媒体に当たる)。砂皿と呼ばれる浅い皿に砂を敷いて加熱物を載せたり、砂に埋没させて皿を加熱することで間接的に加熱する。
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冷却用熱媒体
冷媒
冷浴に使用する熱媒体(冷媒)を次に示す。
ガス冷媒
特殊な熱媒体
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