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淡島百景

志村貴子による日本の漫画作品 ウィキペディアから

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淡島百景』(あわじまひゃっけい)は、志村貴子による日本漫画作品。太田出版のWEBマガジン『ぽこぽこ』にて2011年6月7日から連載が始まり[2]、後継の『Ohta Web Comic』で2016年7月29日から2024年3月15日にかけて、長期休載期間を挟みつつ連載された[3][1][4]

概要 淡島百景, ジャンル ...

2015年には『月刊MdN』(エムディエヌコーポレーション)8月号誌上にて、本作の田畑若菜と乃木坂46生駒里奈が同じ制服を着用するコラボが展開された[5]。同年、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞[6]

作者の過去作『青い花』と繋がっている。第3話は『マンガ・エロティクス・エフ』vol.85(2014年)に掲載[7]

2026年よりテレビアニメが放送予定[8]

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題材となったミュージカル

用語

宝塚をモデルとしている[9]

舞台

淡島歌劇
淡島に本拠を置く歌劇団。全員が女性。
淡島歌劇学校
劇団の付属学校。予科と本科の2年制。寮制。寮では本科生と予科生が同室となる。

主な登場人物

要約
視点

群像劇であり、エピソード毎に時代と主人公が変動する[2]。登場人物は基本的に女性で、本名と芸名に加えて結婚による改姓もあり、さらに年代ジャンプも加わって、複雑なことになっている。単行本3巻は初版と電子版にキャラクター相関図がついている[10]

青い花』の主人公たちと、上田良子(小鳥遊良子)、竹原絹枝(小鳥遊陽)が同年齢である。その一年下が田畑若菜。

声の項はテレビアニメ版の声優。

桂子の関連人物

山路よし子
本名は美子(よしこ)、芸名は日柳夏子(くさなぎ なつこ)。夫は山路寛一、娘は山路ルリ子。
淡島の大女優。絶世の美女。
主役エピソードは『山路ルリ子と日柳夏子』[11]
山路ルリ子
芸名は朝比奈ルリ。日柳夏子と山路寛一の娘。夫は伊吹吉彦。
容貌は、父方の祖母に似ている。美男美女の両親には似ていなかったために、母には愛されなかった。女優の道を降り、また母ではなく己を見てくれた伊吹吉彦と結婚して、己の家族を作る。
主役エピソードは『山路ルリ子と日柳夏子』[11]
伊吹桂子
山路ルリ子と伊吹吉彦の娘。未婚。淡島生まれ。
容貌は父親に似ている。祖母である日柳夏子に反発していた。
淡島学生時代に、岡部恵美に嫉妬を抱き、嫌がらせを行い孤立させ、退学に追いやる。その結果孤立し、罪悪感を抱えることになる。卒業後も女優として大成することなく、淡島に戻り教諭となる。指導は厳しく、生徒たちからは教官と恐れられている。
2巻表紙。エピソード『岡部恵美と小野田幸恵』の悪役であり[12]、『伊吹桂子と田畑若菜』の主役[13]
山本雅子
芸名は英雅(はなぶさ みやび)。ルリの同窓・親友。日柳夏子に憧れて淡島入りし、女優として大成する。
岡部恵美
桂子の同窓。特待生として入学し、圧倒的な存在感を放っていたが、突然淡島を去る。
1巻表紙。主役エピソードは『岡部恵美と小野田幸恵』[12]
小野田幸恵
桂子の同窓。淡島を去った恵美に手紙を出す。
住吉
結婚後の姓は伊福部。桂子の取り巻きだったが、淡島を辞める。娘が淡島に通っている。

沙織の世代

山県沙織
芸名は鏑木優紀。淡島歌劇を退団して、四方木田の事務所の所属女優となる。
3巻表紙。主役エピソードは『四方木田さよと山県沙織』[14]『山県沙織と竹内実花子』[15]
四方木田かよ
芸名は悠木みほと。女優を引退して、親戚の事務所で事務員をしている。
武内実花子
幼いころは病弱で、入院生活で淡島歌劇に憧れ、淡島歌劇学校に入寮する。卒業して正式に淡島女優となるも直後に急病で退団しており、最近復帰した。

若菜の世代

竹原絹枝
声 - 大地葉[16]
本科生。若菜の同部屋の先輩。寮長もつとめる。文化祭でロミオを演じた後、卒業する。後に淡島のスターとして人気を博す。芸名は小鳥遊陽。
出身は広島、小中学校は鎌倉の藤が谷女学院。
第1話『田畑若菜と竹原王子』[17]第2話『竹原絹枝と上田良子』[18]などで主役を務め、全編を通して大成する。
田畑若菜
声 - 中林新夏[16]
予科生。群馬出身。ミーハー的に興味を持ち、淡島入りする[17]
作中で本科生に進級[19]。卒業後は葉月青の芸名で淡島女優となり、退団後はフリーライターとなり江里世代の淡島文化祭に卒業生ゲストとして招聘される[20]
第1話『田畑若菜と竹原王子』から登場しており、主役・登場エピソードが多数ある。
村上桃子
予科生。若菜の友人。ほぼ脇役。
大久保あさ美
予科生。両親が宗教を信仰しているのが嫌で、悩んでいる。美声。主役エピソードあり[21]
柏原明穂
若菜の後輩・同室。芸能人夫婦の娘。芸名は八乙女皐月。主役エピソードあり[19]

現代

藤沢江里
予科生。梅本美月と同室。小鳥遊陽に憧れている。中学時代に人間関係のトラブルがあった。
4巻表紙。主役エピソードあり[22]
小鳥遊沙羅
予科生。柳原と同室。小鳥遊陽に憧れている。明るい性格。小鳥遊良子の姪。主役エピソードあり[23]
雅楽川静香
予科生。小清水と同室。鏑木優紀のファン。落ち着いた性格。主役エピソードあり[24]

その他

上田良子
青い花』の登場人物。絹枝の小中学校時代の友人。主役エピソードは『竹原絹枝と上田良子』[18]
結婚して小鳥遊姓となる[23]。澤乃井京子、万城目ふみ、奥平あきらと交流がある。

書誌情報

  • 志村貴子 『淡島百景』 太田出版、全5巻
    1. 2015年4月27日発行(2015年4月15日発売[25])、ISBN 978-4-7783-2248-9
    2. 2017年8月3日発行(2017年7月24日発売[9])、ISBN 978-4-7783-2282-3
    3. 2019年4月3日発行(2019年3月14日発売[10])、ISBN 978-4-7783-2298-4
    4. 2022年8月30日発行(2022年8月24日発売[26])、ISBN 978-4-7783-2315-8
    5. 2024年5月12日発売[27]ISBN 978-4-7783-2328-8

テレビアニメ

2024年5月9日にテレビアニメ化が発表された[28]。2026年4月より放送予定[16]

スタッフ

脚注

関連項目

外部リンク

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