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満願寺山

石川県金沢市郊外にある山 ウィキペディアから

満願寺山
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満願寺山(まんがんじやま)は、石川県金沢市郊外にある

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満願寺山のステレオ空中写真 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 1975年
概要 満願寺山, 標高 ...

概要

国土地理院の掲載二万五千分一地形図は、『金沢』である。 国土地理院の四等三角点(「窪」と命名)が設置されている。他に正体不明の三角点が隣接する。

金沢市窪1丁目にあり、平野部に面したお椀を伏せたような外観をなす。山麓から山腹の斜面まで住宅地が拡がっている。

満願寺山と呼ばれているが、現在付近には満願寺なる寺院はない。

山腹には九万坊権現があり、そこが登り口になっている。山頂には九万坊権現の奥の院がある。 500段近くある急な石段が山頂まで延々と続く。満願寺山への坂道とこの石段は、数十年来、近くの石川県立金沢錦丘中学校・高等学校石川県立金沢泉丘高等学校などの運動部のトレーニングに利用されてきた。

山頂部は木が茂り眺望に恵まれていないが、石段の途中から金沢市街や日本海などを眺めることができる。

山域の地質は、平野側が卯辰山層(更新世中期)、山側が大桑層(更新世前期)である。

山麓には金沢外環状道路山側幹線が通っている。

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満願寺山遺跡

山頂部は満願寺山遺跡[1]に指定されている。 高地性集落・台状墓・砦跡の複合遺跡と考えられている。

山頂部を含め、そこから北東に延びる尾根上に約3基の方形台状墓群と考えられる遺構がある。山頂から北東へ順に1〜3号と指定され、1号は方形とも前方後方形ともとれる形状である。 また土塁や犬走り状の平坦面が確認され、満願寺山自身が眺望に優れ、この山の南西隣には加賀一向一揆で有名な高尾城があることから、中世以降の砦状遺構が重なっていると考えられている。 また1号の上面で月影期(弥生時代末)の形土器片が見つかり、高地性集落の可能性も指摘されている。

脚注

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