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源氏系図小鏡
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概要
巣守関係の記述を持った古系図の一つであり、血縁関係までを全て文章で表すという特色を持つ。全般的に「とぞ」「という」などといった伝聞的表現を持った記述が多く、「巣守」巻等を含んだ源氏物語本文を直接参照して作成されたのではなく、巣守関係の記述を持っている古系図・梗概書・注釈書等に基づいて記述したのでは無いかと考えられている。浮舟の事績に「山路の露にて薫と再会したまう」と、現代では源氏物語には含まれない後世の補作であるとされている「山路の露」の中での出来事を「源氏物語の中での出来事」として記述している。巣守関係の記述について見ると、別人として扱われることもある蛍兵部卿宮の子供である侍従と源三位を同一の人物であるとしていること、巣守三位が大内山への隠棲時に頼っていった朱雀帝の女四宮の事績について詳細に記述していること、薫と巣守三位の子を「若宮」として立項していること等いくつかの点で源氏物語巨細や国文研本とは近く、正嘉本古系図とは異なる記述が多い。
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伝本
いくつかの伝本が確認されているが表題も異なっているものが多く、内容の異なりも大小さまざまである。
翻刻
脚注
参考文献
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