漢語盤点

漢語盤点（かんごばんてん、繁体字中国語: 漢語盤點、簡体字中国語: 汉语盘点）とは、中華人民共和国で2006年から始められた「中国や国際社会の一年を振り返って、その一年を表す一字」を出版社や研究機関が選んで公表する企画である^[1]。盤点とは、日本語で棚卸の意味である。

2011年からは、一字にとどまらず、十大流行語・十大新語が追加された^[2]。

選考者

国家言語資源観測・研究センター、商務印書館、新浪、中国青年報、北京語言大学、中国伝媒大学、華中師範大学など。

選出語

年度字語

年	国内字	国内語	国際字	国際語
2006年	炒	和諧	乱	石油
2007年	漲	民生	油	全球変暖
2008年	和	改革開放30年	争	華爾街風暴
2009年	被	民生	浮	金融危機
2010年	漲	給力	乱	軍演
2011年	控	傷不起	債	欧債危機
2012年	夢	釣魚島	衡	選挙
2013年	房	正能量	争	曼徳拉
2014年	法	反腐（中国語版）	失	馬航
2015年	廉	互聯網+	恐	反恐
2016年	規	小目標（中国語版）	変	一帯一路
2017年	享	初心	智	人類命運共同体
2018年[3][4]	奮	改革開放四十年	退	貿易摩擦
2019年[5]	穏	我和我的祖国	難	貿易摩擦
2020年[6]	民	脱貧攻堅（中国語版）	疫	新冠疫情
2021年[7]	治	建党百年（中国語版）	疫	元宇宙
2022年[8]	稳	党的二十大	战	俄乌冲突
2023年	振	高質量発展（中国語版）	危	ChatGPT
2024年	智	新質生産力（中国語版）	変	人工知能

十大流行語

2007年までは、別の「中国媒体十大流行语」という企画だったが、2011年に統合された。

年	十大流行語
2007年	十七大、嫦娥一号、民生、香港回帰十周年、CPI上漲、廉租房、奥運火炬手、基民、中日関係、全球気候変化
2008年	北京奥運、金融危機、志願者、汶川大地震、神七、三聚氰胺、改革開放30周年、降息、拡大内需、糧食安全
2009年	新中国成立60周年、落実科学発展観、甲流、奥巴馬、気候変化、全運会、G20峰会、災後恢復重建、打黒（マフィア掃討作戦）、新医改方案
2010年	地震、上海世博会、広州亜運会、高鉄、低碳、微博、貨幣戦、嫦娥二号、「十二五」規劃、給力
2011年	中国共産党建党90周年、「十二五」開局、文化強国、食品安全、交会対接、日本大地震、欧債危機、利比亜局勢、喬布斯、徳班気候大会
2012年	正能量、「元芳、你怎麼看」、舌尖上、躺着也中槍、高富帥、中国式、圧力山大、讚、最美、接地気
2013年	中国夢、光盤、倒逼、逆襲、女漢子、土豪、点讚、微××、大V、奇葩
2014年	依法治国、失聯、北京APEC、埃博拉、一帯一路、巴西世界杯、滬港通、占中、国家公祭日、嫦娥五号
2015年	抗戦勝利70周年、互聯网+、難民、亜投行、習馬会、巴黎恐怖襲撃事件、屠呦呦、四個全面、大衆創業万衆創新、互聯互通共享共治
2016年	長征精神、両学一做、杭州G20峰会、南海、里約奥運会、脱欧、美国大選、親信干政、天宮二号、阿爾法囲碁
2017年	十九大、新時代、共享、雄安新区、金磚国家、人工智能、人類命運共同体、天舟一号、擼起袖子加油幹、「不忘初心、牢記使命」
2018年	憲法修正案（中国語版）、命運共同体、進博会、貿易摩擦、錦鯉、板門店宣言、立徳樹人、“一箭双星”、幸福都是奮闘出来的、改革開放四十周年
2019年[5]	我和我的祖国、金色十年、学習強国、中美経貿磋商、最美奮闘者、硬核、垃圾分類、先行示範区、基層減負年、我太南了
2020年	新冠肺炎、抗疫、复工复产、民法典（中国語版）、网课、双循环（英語版）、人类卫生健康共同体、抗美援朝70周年（中国語版）、六稳六保、嫦娥五号
2021年[9]	建党百年、2020东京奥运会、中国航天、双碳、疫苗接种、双减、北交所、“清朗”行动（中国語版）（違法情報検閲の意）、疫苗援助（ワクチン外交）、《生物多样性公约》
2022年	党的二十大、中国式现代化、全过程人民民主、端稳中国饭碗、数字经济、太空会师、一起向未来（中国語版）、我的眼睛就是尺、电子榨菜（食事中におかずとして携帯などの電子機器視聴を行うこと）、俄乌冲突
2023年	中华民族现代文明、高質量共建“一帯一路”、全球文明倡议、数字中国、杭州亚运会、核污染水、巴以冲突、大语言模型、神舟十七号（中国語版）（神十七）、村超（中国語版）
2024年	新质生产力（中国語版）、《黑神话：悟空》、人工智能+、含金量还在上升、City不City、班味儿、偏偏你最争气、浓人淡人、松弛感、主理人