トップQs
タイムライン
チャット
視点

猫の二重唱

ウィキペディアから

Remove ads

猫の二重唱』(ねこのにじゅうしょう、イタリア語: Duetto buffo di due gatti)は、ソプラノ二重唱とピアノ伴奏による曲で、しばしばアンコール曲として上演される。歌詞がの鳴き声(miau)をくり返すだけであるためにこの名がある。他の声域(ソプラノとテノール、ソプラノとバスなど)で上演されることもある。

作者と構成

『猫の二重唱』はジョアキーノ・ロッシーニの作品とされることが多いが、実際にはロッシーニのオペラ『オテロ』中の曲などを別人が組み合わせて編曲した作品である。ヒューバート・ハントによると、編曲者はイギリスロバート・ルーカス・ディ・ピアソル英語版であり、1825年に「G. Berthold」の偽名を使って出版した[1][2]

曲は3つの部分からなる。

  • 前半のカヴァティーナ(Adagio、ニ短調 44拍子)はデンマークの作曲家クリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイゼ英語版による『猫のカヴァティーナ』による[3][4][5]
  • 中間部(Andantino、ニ短調 68拍子)
  • 後半のカバレッタ(Allegretto、ヘ長調 44拍子)はロッシーニ『オテロ』第2幕よりロドリーゴのアリア「Ah! come mai non senti」による

ロッシーニ『オテロ』第2幕からはオテロとイアーゴの二重唱の一部も使われているという[4]

Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads