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異安心
仏教用語のひとつ ウィキペディアから
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異安心(いあんじん)とは、仏教各派において、正統とは異なった教義を指す語[1][2][3][4]。とくに浄土真宗において用いられる[1][2][3][4]。
浄土真宗においては、宗祖・親鸞が説いた「安心(あんじん)」とは異なると見なされた[5][4]異端的な[3][4]信仰、または信仰者が「異安心」として排斥の対象となった。同様の語に、異流[2]、異義[2]、異計[2]、邪義[2]などがある。
浄土真宗における異安心
歴史
浄土真宗においては、親鸞在世中からすでに門下にさまざまな論争・異義が生じていた[2][4]。本願寺を開創した覚如は、佛光寺系(真宗佛光寺派)が説いた「知識帰命」や、唯善の「無宿善往生」の教義を異安心として批判した[2]。
蓮如が生きた15世紀頃には、異安心と見なされる集団が多く現れた[4][5]。たとえば、秘事法門[4]、一益法門[4]、施物頼み[4]などである。
1763年から発生した西本願寺(浄土真宗本願寺派)の三業惑乱は、異安心の事件として知られている[4]。
近代においては、親鸞の思想の新しい解釈の試み(近代教学)に対して、伝統的教団の立場から、しばしば異安心という批判と排斥が加えられた[6]。
異安心と見做された人々・団体
異安心の研究者
- 大原性実、「真宗異義異安心の研究」の著書がある。要約https://web.archive.org/web/20160731231517/http://www.geocities.jp/choumyouji/iannjinn.html
関連項目
- 三業惑乱
- 十劫安心
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脚注
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