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矢不来信号場
日本の北海道北斗市にある道南いさりび鉄道の信号場 ウィキペディアから
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矢不来信号場(やふらいしんごうじょう)は、北海道北斗市館野(だての)にある道南いさりび鉄道線の信号場である。
歴史
五稜郭駅起点14.360 km 地点、茂辺地駅から約3.1kmの位置に所在する[3]。
1988年(昭和63年)の海峡線開業に伴い、本州連絡の使命を負うことになった江差線(当時)では既存駅の交換設備新設増強などの改良工事が行われていたものの、引き続き単線のままであったため、海峡線列車の増発は江差線と本州側の津軽線の線路容量に依存していた。
開業当時、海峡線では旅客列車17往復/日、貨物列車20往復/日が運転されていたが、飛躍的な輸送の伸びを受けて、翌1989年(平成元年)3月改正でさらに旅客列車2往復/日、貨物列車4往復/日の増発を行ったものの、需要を満たしきれず、加えて寝台特急や貨物列車の増発の要請がJR他社から入っていた[4]。
このため、1990年(平成2年)7月1日改正で、旅客5往復、貨物4往復の増発を行うにあたり、駅間距離が他の駅間と比べて比較的長く(8.8 km)、線路容量が飽和し輸送上の隘路となっていた上磯駅 - 茂辺地駅間に輸送力増強と保守間合い短縮を目的に信号場を新設することととなった[3][4]。
上磯駅 - 茂辺地駅間は急峻な海岸線の崖下に線路が敷設されているため設置位置が限定され、当地の他、富川(上磯駅から約2.6km地点)、茂辺地トンネル付近(茂辺地駅から約1.9km地点)の3か所から選定の結果、設置効果や施工条件を加味し、矢不来地区への設置となった[4][4]。
年表
信号場名の由来
当信号場の南側に所在する矢不来地区の名称は、アイヌ語の「ヤンケナイ[5]」(陸に揚げる川≒陸揚げ場)に東北弁で「矢が来(け)ない」という言葉を当て、「矢不来」とし、後年音読みされるようになったとされる[6]。
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構造
線路は交換用の2本のみで、いずれも電化されている(交流20,000V・50Hz)。一線スルー式の線路配置で、待避線の一部が第一矢不来トンネル・第二矢不来トンネルになっている。基本的に列車交換がない場合は、上下線共海側の岩石覆いの下を通過する。列車交換及び追い抜きがある場合は、トンネル側の線路に入り列車の待ち合わせを行う。
周辺
隣の駅
脚注
関連項目
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