矢野龍

矢野 龍（やの りゅう、1940年11月12日 - ）は、日本の実業家。住友林業代表取締役社長、同社代表取締役会長を経て、同社最高顧問、都市緑化機構会長。元日本木造住宅産業協会会長。

やの りゅう 矢野 龍
生誕	(1940-04-21) 1940年4月21日（85歳） 満洲国
出身校	北九州大学（現北九州市立大学）外国語学部卒業
職業	実業家

人物・経歴

満洲国生まれ。父は第二次世界大戦で戦死し、日本の降伏後母や妹2人と山口県美祢郡に引き揚げ、水車小屋に寝泊まりするなど貧しい生活を送った^[1][2]。山口県立厚狭高等学校を経て^[3]、1963年北九州大学（現北九州市立大学）外国語学部米英学科卒業^[2]。

大学卒業後は駐在員枠で住友林業に入社し^[2]、シアトル出張所で山林の買い付けなどに従事したのち^[3]、1988年取締役海外第一部長に昇格^[4]。1992年常務取締役。1995年代表取締役専務取締役^[5]。

1999年から住友林業代表取締役社長を務め、2010年からは同社代表取締役会長を務めた^[3]。この間、2001年から2016年まで第5代日本木造住宅産業協会会長を務めた^[4][6]ほか、住宅生産団体連合会副会長^[7]、都市緑化機構会長^[8]なども歴任した。2011年藍綬褒章受章。2012年ニュージーランドメリット勲章受章^[9]。2013年ダイキン工業監査役^[10]。2017年財界研究所経営者賞受賞^[11]。2018年秋の叙勲で旭日重光章を受章^[12]。2020年から住友林業最高顧問。