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私を愛したスパイ (曲)
カーリー・サイモンの楽曲 ウィキペディアから
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「私を愛したスパイ」(原題:Nobody Does It Better)は、アメリカ合衆国の歌手カーリー・サイモンが、1977年に映画『007 私を愛したスパイ』の主題歌として発表した楽曲。同作のサウンドトラック・アルバムにも収録されたが、サイモン名義のスタジオ・アルバムには未収録である。
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背景
作詞・作曲はマーヴィン・ハムリッシュとキャロル・ベイヤー・セイガーにより、元々は映画用に作られた曲ではなく、過去にサイモンのアルバム3作をプロデュースしたリチャード・ペリーの提案によって、サイモンの歌唱で映画の主題歌に使われることとなり、それに伴って歌詞が推敲された[6]。なお、当初はダスティ・スプリングフィールドへの提供も検討されたが、スプリングフィールドに拒否されたという[6][7]。
反響
アメリカでは、1977年10月22日付のBillboard Hot 100で2位に達し[1]、『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートでは「うつろな愛」以来4年半ぶりの1位獲得を果たした[8]。全英シングルチャートでは自身3年ぶりのトップ100入りを果たし、最高7位を記録した[3]。
評価
第20回グラミー賞では、本作が最優秀楽曲賞にノミネートされ[9]、更にサイモンが最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた[10]。また、本作はゴールデングローブ賞 主題歌賞とアカデミー歌曲賞の両方にノミネートされた[6]。また、アメリカン・フィルム・インスティテュートが選出した『アメリカ映画主題歌ベスト100』で67位にランクインした。
何度もジェームズ・ボンド役を演じてきたロジャー・ムーアは、2008年のインタビューにおいて、本作を007シリーズの主題歌の最高傑作に挙げており「ボンドというキャラクターのすべてを体現した物凄い歌」とコメントしている[6]。また、『ローリング・ストーン』誌の2012年の企画「The Top 10 James Bond Theme Songs」では3位にランク・インした[11]。
カヴァー
- トゥーツ・シールマンス - アルバム『Slow Motion』(1978年)に収録[12]。
- 松武秀樹 - 007シリーズの音楽を取り上げたアルバム『デジタル・ムーン』(1979年)に収録[13]。
- デイヴィッド・サンボーン - アルバム『パールズ』(1995年)に、オリータ・アダムスをフィーチャーしたカヴァーを収録[14]。
- ミー・ファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズ - アルバム『Have a Ball』(1997年)に収録[15]。
- デヴィッド・アーノルド - 007シリーズの主題歌を取り上げた企画アルバム『Shaken and Stirred』(1997年)に、エイミー・マンをフィーチャーしたカヴァーを収録[16]。
- スウィングル・シンガーズ - アルバム『Screen Tested』(1998年)収録曲「'James Bond' Medley」の後半で取り上げた[17]。
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脚注
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