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秩父鉄道ヲキ・ヲキフ100形貨車

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秩父鉄道ヲキ・ヲキフ100形貨車
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秩父鉄道ヲキ100形・ヲキフ100形貨車(ちちぶてつどう-ヲキ100がた・ヲキフ100がた-かしゃ)は、秩父鉄道に在籍する貨車(鉱石運搬用ホッパ車)である。

概要 基本情報, 製造所 ...
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リベット組立の初期製造車(広瀬川原車両基地 2010年5月)
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ヲキフ100形(和銅黒谷駅 2010年11月)

概要

1956年(昭和31年)から汽車製造川崎重工業(宇都宮)で製造された、35 t積みのボギー式石灰石バラ積みホッパ車で、全車が太平洋セメント所有私有貨車である。

石灰石の荷卸しは、底板が開き、一度に下に落ちる仕組みである。初期に製造された車両はリベットで組み立てられていたが、後期の車両は溶接によって組み立てられている。

ヲキフ100形は車掌室付だが、1988年(昭和63年)以降、車掌は乗務していない。ヲキ8両、その両端にヲキフを連結して10両編成を組み、これを2本連結して20両編成で使用されていたが、近年この編成は崩れている。現在はヲキ100形はヲキ101-ヲキ110, ヲキ119, ヲキ121, ヲキ124, ヲキ134, ヲキ146, ヲキ153, ヲキ173, ヲキ183が廃車に、ヲキフ100形はヲキフ101-ヲキフ114, ヲキフ118-ヲキフ120, ヲキフ125, ヲキフ131, ヲキフ133-ヲキフ137が廃車になった。特に車掌乗務の廃止後、ヲキフ100形の廃車が進んでいる。2020年現在は、試運転など一部を除いて、影森方にヲキフを1両、ヲキを9両繋げた10両編成を2編成繋いで、20両で使用されている。ヲキフ100形は車掌室の幅員が狭い形の車両と広い形の車両の2種類があったが、現在は広い形のみとなっている。

現在の運用区間は影森駅 - 武州原谷駅 - 武川駅 - 三ヶ尻駅間で、主に太平洋セメント熊谷工場向けの貨物を運んでいる。JRなどの他社線に乗り入れることはない。

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その他

  • ヲキ・ヲキフの「ヲ」の由来については、「鉱石」(コヲセキ)からきた説と、英語で鉱石を表す「ore」からきているという2つの説がある[1]が、「鉱石」は歴史的仮名遣いでも「くわうせき」であることから[2]、後者の「ore」を語源とする説が有力となっている。

脚注

参考文献

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