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米寿

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米寿
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米寿べいじゅは、年祝い(算賀、賀の祝い)の一つ[2]。88歳に当たる。米の祝いよねのいわいとも言われる[3][4]

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玄関に貼られた米寿を祝う手形三重県尾鷲市須賀利町
近畿地方に広く見られた風習であるが、多くの地域では既に失われている[1]

概説

米寿という名は、「」の字を分解すると「八十八」になることに由来する。

長生きを祝う賀寿について、本来は数え年で祝うものとされたが、還暦以外は満年齢で置き替えて祝うことが多くなったとされる[5]。一方で年齢のお祝いとして、数え年、満年齢のいずれでも差し支えないとするものもある[3]。地域によっても慣習は異なる[3]

江戸時代以降は、親類縁者を招き、長寿と家門の繁栄を喜ぶ祝宴が催されるようになった。その際、参会者にの斗掻(に盛った穀物を平らに均すために用いる短い棒)や火吹き竹を贈る習俗があった[4]

沖縄県では一般にトーカチ祝いと呼ばれるが、「トーカチ」とは斗掻のことである。宮古島では、現在も参会者に斗掻を贈る習俗が残っている[6]

脚注

関連項目

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