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綿引万里子

日本の女性弁護士、元裁判官 (1955-) ウィキペディアから

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綿引 万里子(わたひき まりこ、1955年5月2日 - )は、日本裁判官弁護士

来歴

東京都出身。1978年中央大学法学部卒業。司法研修所教官東京高等裁判所判事、最高裁判所上席調査官宇都宮地方裁判所所長、横浜家庭裁判所所長、札幌高等裁判所長官等を経て、2018年から女性初の名古屋高等裁判所長官を務めた[1]。退官後、岡村綜合法律事務所弁護士東芝取締役LIXIL取締役を歴任[2]

人物

小さい頃からバレエをやっており、司法試験の受験直前までバレエ教室で指導をしていた[3]。また、チェロを弾くことができる[3]

夫は裁判官や公証人を務めた綿引穣。母方の祖父は東京大学名誉教授の古畑種基、伯父は東京大学名誉教授で心理学者古畑和孝である。

年譜

担当訴訟

東京地裁部総括判事として

  • 2001年3月30日、市民運動家への違法取調べに都への損害賠償請求15万円を認める判決を言い渡した。
  • 2004年1月27日職務質問を受けた不法滞在中の中国人が逃走しようとした際に警察官から発砲を受けた事件において、職務質問は適法であったが拳銃発砲は違法であったと認定し、約636万円の損害賠償請求を認める判決を言い渡した[14]
  • 2004年1月27日、住基ネット・プライバシー侵害事件において、プライバシー権を最高裁が認めていないという国側の主張は是認しないとして、国側に主張の一部撤回を求めた。
  • 2004年12月24日俳優布施博が叩き付けたグラスの破片で顔に大けがを負ったとして劇団員の女性が布施に約3800万円の損害賠償を請求していた事件で、約800万円の損害賠償請求を認める判決を言い渡した[15]

東京高裁部総括判事として

  • 2015年9月18日、終戦直後にGHQに接収されて羽田空港として使われた土地の所有権をめぐる訴訟で、所有権が接収前の住民にあると判断した一審判決を変更し、所有権が国にあるとして国側に逆転勝訴判決を言い渡した[16]
  • 2015年12月17日、2015年4月に行われた千葉県議会議員選挙の一票の格差を理由とする選挙無効訴訟について、「公職選挙法に適法で、憲法に違反するともいえない」として請求を棄却した[17]
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脚注

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外部リンク

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