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羽幌タイムス

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羽幌タイムス』(はぼろタイムス)は、かつて羽幌タイムス社が刊行していた地方紙[1]。発行地域は北海道苫前郡羽幌町苫前町初山別村の2町1村であった[1]

概要 羽幌タイムス, 種類 ...

新聞紙サイズの両面印刷2頁で、日曜日に発行されていた[3]1946年昭和21年)に羽幌町の有志により創刊され、2021年令和3年)4月に休刊[3]、同年11月に廃刊となった[1]。廃刊直前の部数は約600部で、最終号は1万1340号だった[3]

本項では発行元企業としての羽幌タイムスについても記載する。

概要

創刊後に羽幌印刷所が引き継ぎ、1959年(昭和34年)3月に社名を羽幌タイムスに変更している[4]。2021年(令和3年)11月に廃刊となった[1]

発行人の子息である茶谷文範が1990年(平成2年)に羽幌タイムスに入社し、2002年(平成14年)に経営を引き継いだ[3]。地域行事などの課題を指摘したほか、行政・議会への厳しい記事も書くことを旨として、読者からの寄稿も受け入れていた[3]。茶谷の入社時は発行部数が1300部ほどで、記者が2人いた[3]。その後、羽幌町で人口減少が進み、企業としては社外からの受託印刷を縮小したほか、廃刊前20年間ほどは茶谷が取材・執筆から印刷までを1人でこなし、中心市街地から離れた一部読者には自ら配達した[3]

2021年(令和3年)3月に茶谷の妻が体調を崩して札幌市まで往復7~8時間の付き添い通院が必要となったため翌月から休刊に入り、不調に陥った新聞印刷機を更新する余裕がなかったこともあり、廃刊を決めた[3]。それ以前から、若い住民への取材で世代間ギャップを感じていたほか、自分の代で終わりになるだろうという覚悟があったと回想している[3]。廃刊7~8年前には、北海道大学学生からの入社志望を、先行きが厳しいと思い断ったこともあった[3]

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脚注

関連項目

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