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羽田スカイアーチ
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羽田スカイアーチ(はねだスカイアーチ)は、東京国際空港(以下、羽田空港とする)の第一ターミナルと第二ターミナルの間にある橋梁である。羽田空港のシンボル的存在とされている[1]。

アーチという名称ではあるが、実際には2つの橋梁がアーチから伸びるケーブルで吊られている斜張橋である。正式名称も東京国際空港中央南北連絡橋である[2]。
平成4年度土木学会田中賞を受賞した[3]。
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建設の背景
運輸省(現国土交通省)による東京国際空港沖合展開事業の第II期事業の一環として、西ターミナル施設が1993年9月に供用開始された。さらに首都高速湾岸線を含む東京湾岸道路が空港内まで乗り入れ、ターミナルと連絡することとなった[4][1]。時を同じくして、東京モノレール羽田線がターミナル地区の中央部分まで延伸することとなった[1]。
しかし湾岸線により、空港が東西に分断されてしまうため、湾岸線を跨ぐ橋が複数架設されることとなった[2]。そのうち、最も中心的な存在とされたのが、東京国際空港中央南北連絡橋である[2]。
構造
付近の地盤は羽田マヨネーズ層と呼ばれるほど軟弱な埋立地であるため[5]、下部工は50メートルから60メートルある鋼管杭が支持層まで打ち込まれている[6]。
上部工は世界でも類を見ない主塔アーチ型の斜張橋であり、アーチの高さは44.5メートル、アーチのスパンは160メートル、南北二本の主桁は主塔とケーブルで結ばれている[6]。
このような構造になった理由は、設計選定のときに、
- 第一・第二ターミナルの間を走る東京湾岸道路に対する建築限界がある
- 東京湾岸道路があるので、無論道路部分には橋脚を建てられない
- 橋梁の中央部の地下に駅(旧・羽田空港駅。現・羽田空港第1・第2ターミナル駅)が来るので、そこにも橋脚を建てられない
- 旅客ターミナルや立体駐車場に囲まれており、空間的な制約がある
などの制約があったためである[2]。
これに加え連絡橋にはランドマーク的要素も求められていたため、「ターミナルから見るとアーチ橋のように、東京湾岸道路からみると斜張橋のように見える」という面白さや、西側東側というターミナルの対立軸を強調する効果などから、最終案として大アーチ形式が採用された[2]。
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画像
- 第二ターミナルから羽田スカイアーチとその奥の第一ターミナルを望む。
- 国道357号から。
- 第一ターミナル送迎デッキからアーチ越しにC滑走路を望む。対岸は幕張近辺。
脚注
外部リンク
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