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聖家族
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聖家族(せいかぞく、羅: Sacra Familia)は、幼少年時代のイエス・キリストと養父ヨセフ、聖母マリアのことであり、キリスト教美術の主題のひとつであった。
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聖ヨアキム(上) 聖母マリア(右) イエス・キリスト(中央下)聖エリサベツと洗礼者聖ヨハネ(左)(人物の設定には異説あり)
前景に三角形の構図で聖人を描き、後景の大きな領域に風景を配している。
聖家族をモチーフとした作品の創造は、15世紀から17世紀のルネサンス美術・バロック美術において盛んであった。よく描かれたのは『マタイによる福音書』が伝える聖母のエジプト逃避で、旅の途上で休憩するマリア母子が豊かな風景画として描かれた。後の画家は、この画題に幼い洗礼者ヨハネや他の聖人を配した。

16世紀のイタリア美術は、フランドル絵画の影響により風景画の技法が発達し、とくに宗教画でその技法が取り入れられた。ティントレットの『エジプトへの逃避』はその影響が強くみられ、背景に神秘的な情感を持たせた作品となっている[1]。
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参考文献
関連項目
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