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菱鉄鉱
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菱鉄鉱(りょうてっこう、siderite[4])は、鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。化学組成は FeCO3(炭酸鉄(II))、結晶系は三方晶系。方解石グループの鉱物。
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産出地
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金属鉱床の酸化帯、火山岩の隙間、堆積性鉄鉱床などに見られる。
熱水鉱脈で続成作用により形成されやすい[5]。泥鉄鉱は、石炭層と共に産する菱鉄鉱を主成分として団塊などの形で産する[6]。
熱水鉱床で生成されると露天掘りには不向きな形成のされ方となり[7]、他の堆積によって形成された鉄鉱石(縞状鉄鉱床)や赤鉄鉱に比べて連続的に形成されるわけではないため採算が良くない。石炭と一緒に産する場合は、コークス高炉の技術が確立されると、石炭と一緒に原料として放り込めるため使用されるようになった[8]。
性質・特徴
菱面体結晶、球状集合、皮膜状などの形態で産する。結晶は方解石などと同様に菱面体だが、結晶面が湾曲するのが特徴。
冷時希塩酸には少しずつ、温時容易に溶ける。
用途・加工法
多く産出するドイツなどでは鉄資源として用いられることもあり、精錬も容易であることから、人類が初めて精錬した鉄鉱石は菱鉄鉱だったのではないかという説がある[9]。
ギャラリー
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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