藤井精一

藤井 精一（ふじい せいいち、1914年〈大正3年〉4月28日^[1][2][3][4] - 1988年〈昭和63年〉1月11日^[4]）は、日本の政治家。前橋市長を務めた。

日本の政治家 藤井 精一 ふじい せいいち
生年月日	1914年4月28日
出生地	群馬県前橋市神明町（現・千代田町）
没年月日	(1988-01-11) 1988年1月11日（73歳没）
出身校	新潟県立小千谷中学校 卒
前職	前橋市助役
第14代 群馬県前橋市長
当選回数	3
在任期間	1978年7月12日 - 1988年1月11日

生涯

1981年落成の前橋市役所庁舎

1914年（大正3年）、群馬県前橋市神明町（現・千代田町）に生まれる^[5][1][2]。旧制前橋中学校から新潟県立小千谷中学校に転校し、1932年（昭和7年）同校を卒業^[5][1][2]。

その後は前橋市役所に勤務し、税務課長、庶務課長、商工部長、総務部長を歴任^[5][1][2][3]。石井繁丸市長のもとで1971年（昭和46年）より前橋市助役を務める^[5][1][2][3]。

1978年（昭和53年）前橋市長選挙に立候補し初当選^[5][1][2]。1982年（昭和57年）^[3]と1986年（昭和61年）にも当選を重ねる。

市長在職中には市民体育館、文化会館、総合運動場、市庁舎の建設を実現した^[5][1][2]。両毛線の高架化にも着手^[1][2]。全国市長会評議員、同関東支部監事を務める^[5][1][2]。

1980年（昭和55年）には、前年市内でインフルエンザワクチン接種による死亡事案が発生したことから、前橋市医師会による意見書の提出を受け、全国に先駆けて集団予防接種を中止する判断を下した^[6]。当時はこの決断は無駄な危険から子供たちの命を守ったと考えられ、全国でこれに習う施策が行われたが、現在の医学では非科学的な決断とされ、その後のインフルエンザ蔓延と死亡に悪影響を及ぼしたとされている^[要出典]。

1988年（昭和63年）1月、市長現職のまま死去。