藤原今児

この項目では、奈良時代の女官について説明しています。平安時代の女官については「藤原今子」をご覧ください。

藤原 今児（ふじわら の いまこ、生没年不明）は、奈良時代後期の女性。姓は朝臣。名は今子とも記される^[1]。位階は従五位上。

記録

淳仁朝の天平宝字7年（763年）に、広川女王・藤原乙刀自・藤原人数らとともに無位から従五位下に叙せられている。その後、しばらく記録が途絶え、藤原仲麻呂の乱における去就は不明。称徳朝では不遇であったようだが、光仁朝の宝亀7年（776年）に従五位上に昇叙された、という記事が見える。

官歴

『続日本紀』による。

• 天平宝字7年（763年）正月9日：従五位下
• 宝亀7年（776年）正月7日：従五位上