トップQs
タイムライン
チャット
視点
藻井
ウィキペディアから
Remove ads
藻井(そうせい)は、中国の伝統建築に見られる天井構造および頂部装飾の一種である。四方の壁に藻の装飾模様が施されていることに由来する。綺井、天井、方井、復海、斗八、円などとも称される。台湾では「結網」とも呼ばれる。空間の主体性を際立たせる役割を持つ[1][2]。

一般に複数の「斗拱(ときょう)」を積み重ねて構成され、下方から上方へ向かって次第に狭まる逆斗形をなす。外周部は四角形や多角形が多く、最上部中央は円形を呈し、「明鏡(めいきょう)」と呼ばれる。
漢代には既に存在し[2]、仏教石窟の天井装飾として莫高窟のものが特に知られている[2]。現存する最古の木造藻井は、紀元984年に建立された天津薊州区独楽寺観音閣のものである。
敦煌の藻井

敦煌石窟の装飾模様のうち、藻井は特徴的かつ重要な要素である。天井部に位置するため風砂や悪天候による損傷、人為的な破壊を免れ、大部分が良好な状態で保存されている。
400以上の藻井があり、どれも非常に精巧に描かれている。方形の井桁構造と中心の模様に基づいて、以下の五つに分類できる。
- 方井套畳藻井
- 盤茎蓮花藻井
- 飛天蓮花藻井
- 双龍蓮花藻井
- 大蓮花藻井
様々な藻井(写真)
脚注
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads
