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谷川直子

日本の小説家、エッセイスト ウィキペディアから

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谷川 直子(たにがわ なおこ、1960年 - )は、日本小説家エッセイスト

略歴

1960年兵庫県神戸市生まれ。神戸市立飛松中学校兵庫県立長田高等学校を経て[1]筑波大学第二学群比較文化学類を卒業後、雑誌編集者として働く[2]

1985年に作家高橋源一郎と結婚し、1990年代に高橋直子名義で『競馬の国のアリス』などの主として競馬やファッションに関するエッセーを発表[3]。1999年に離婚、「夫に離婚を言い渡されたタカハシさんの奥さん」を主人公とする小説『アイ・ラヴ・エース!』を発表する。

2005年1月に大学の同級生と再婚し、同年6月から長崎県五島市在住[2]

2012年8月29日、「おしかくさま」で第49回文藝賞を受賞したことが発表された。これは同賞の女性として最年長での受賞である[4]。なお、同賞の選考委員に元夫の源一郎がいた[5]が、彼は受賞作を決定する投票を棄権している[6]。文藝賞受賞第1作「断貧サロン」が『文藝』2014年夏号で発表され、同年、河出書房新社から単行本が発行された。さらに『文藝』2015年春号において、第3作「四月は少しつめたくて」を発表。同年4月河出書房新社から単行本が発行され、第32回織田作之助賞候補となった。『文藝』2016年秋号で、第4作「世界一ありふれた答え」が発表され、同年10月河出書房新社から単行本が発行された。2018年8月、第5作「私が誰かわかりますか」が、朝日新聞出版から書き下ろし単行本として発表された。同作は著者初の地方を舞台とした三人称小説である。2021年1月、第6作で初の恋愛長編小説「あなたがはいというから」を河出書房新社から書き下ろしで発表した。2022年8月、結婚をテーマとする第7作「愛という名の切り札」を朝日新聞出版から書き下ろしで発表した。2024年8月、老衰介護看取り小説として第8作「その朝は、あっさりと」を朝日新聞出版から書き下ろしで発表した。本作では老いや死をテーマに詠んだ小林一茶の隠れた名句がフィーチャーされている。「おしかくさま」はスペイン語に、「愛という名の切り札」は中国語に翻訳家されている。

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作品

エッセイ

(すべて高橋直子名義)

  • 『競馬の国のアリス』(1991年、筑摩書房)のち文庫
  • 『芦毛のアン』(1992年、筑摩書房)のち文庫
  • 『パドックのシンデレラ』(1993年、筑摩書房)
  • 『お洋服はうれしい』(1994年、朝日新聞社
  • 『注文の多い競馬場』(1995年、筑摩書房)
  • 『猫はわかってくれない』(1997年、マガジンハウス
  • 『お洋服のちから』(2002年、朝日新聞社)

小説

  • 『アイ・ラヴ・エース!』(1999年、朝日新聞社) 高橋直子名義
  • 『おしかくさま』(2012年、河出書房新社)のち文庫
  • 『断貧サロン』(2014年、河出書房新社
  • 『四月は少しつめたくて』(2015年、河出書房新社)
  • 『世界一ありふれた答え』(2016年、河出書房新社)
  • 『私が誰かわかりますか』(2018年、朝日新聞出版
  • 『あなたがはいというから』(2021年、河出書房新社)
  • 『愛という名の切り札』(2022年、朝日新聞出版)
  • 『その朝は、あっさりと』(2024年、朝日新聞出版)

ノンフィクション

  • 『ステイゴールド物語 - 遙かなる黄金旅程』(2002年、イーストプレス) 高橋直子名義
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脚注

関連項目

外部リンク

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