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輸送艇1号型
海上自衛隊の輸送艇(LCU)の艇級 ウィキペディアから
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輸送艇1号型(ゆそうていいちごうがた、英語: JMSDF LCU-2001 class utility landing crafts)は海上自衛隊の輸送艇の艇級。1987年から1992年にかけて2隻が建造された。
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概要
沿岸僻地地帯や離島に対する人員・物資を輸送するためのLCU型輸送艇である。海上自衛隊では、小型の輸送艦としてゆら型を有していたが、本型はそれを基に簡易化・小型化を行っている。
本型は最大で、人員200名、物資25トンを搭載できるとされている[2]。ビーチングのために、艦底は平底となっており、離礁用錨が艦尾にある(主錨は艇首左舷にある)。艦の前部が開放式の積載スペースとなっており、ここに車両・物資を搭載する。また、他に兵員70名を搭載できる。
アメリカ陸軍のラニーミード級汎用揚陸艇と全長はほぼ同じであるが、排水量は半分程度である。ラニーミード級では戦車3両を搭載できるのに対し、本型は、ゆら型同様戦車の搭載に対応していない。人員の長距離輸送能力を重視したことによるとされる。
物資の揚陸方法は、海岸に擱座し、艦首のバウランプを下ろして行う。ゆら型では、バウドアとランプの二段階になっていたが、本型では一枚のバウランプのみになっており、艦首形状も平らになっている。
艦の後部には艦橋があり、その下の構造物内に居住区等と機関部がある。武装として、人力操砲のJM61-M 20mm機関砲を艦橋頂部に1基備えている。
2021年から順次、ロービジ(「ロービジビリティ」Low-visibilityの略[注 1])塗装へ塗装変更が進んでいる。その内容としては、煙突頂部の汚れを目立たなくするための黒帯の廃止、艦番号及び艦名の灰色化かつ無影化、対空表示(航空機に対し艦番号下2桁を表示するための塗装)の消去[3]。
- JM61-M 20mm機関砲の射撃訓練
- コンテナ輸送
- 陸上自衛隊03式中距離地対空誘導弾(発射装置車)の揚陸
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同型艇
脚注
参考文献
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