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農林中央金庫有楽町ビル
東京都千代田区にあったビル(1933-1989) ウィキペディアから
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農林中央金庫有楽町ビル(のうりんちゅうおうきんこゆうらくちょうビル)は、かつて日本の東京都千代田区有楽町に存在した建築物である。
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概要
当時の東京府東京市麹町区有楽町1丁目9番地の2(現・東京都千代田区有楽町一丁目13番)の地において、産業組合中央金庫事務所として1931年(昭和6年)10月7日に起工され、1933年(昭和8年)5月11日に上棟式が執り行われ、1933年(昭和8年)9月29日に竣工した。
設計は渡辺仁建築工務所、施工は清水組であった。構造設計は内田祥三によるもので、関東大震災以上の地震に耐えうる設計であった[1]。
設備面では冷暖房設備、4台中、2台(職員用及び荷物用)の全自動式エレベーターなどを備えていた[1]。
竣工当初に存在した外装のブロンズ製装飾やガス燈、屋上の手摺などは戦時中軍部に供出され失われた[1]。
1945年(昭和20年)9月、同一街区内の第一生命館と共に、連合国軍最高司令官総司令部に接収され、第一生命館が1952年(昭和27年)7月に返還された後の1956年(昭和31年)2月に返還された[1]。
1989年(平成元年)12月、DNタワー21(第一・農中ビル)を建設する再開発のため、第一生命館の東寄り部分とともに取り壊された。DNタワー21の東側壁面には、異なる位置と異なるデザインで当建物がイメージ再現されており、解体工事の際に取り外された外壁の石材も一部再利用されている[1]。また、先述の軍部に供出された建具金物類についても、一部はDNタワー21の東側壁面にレプリカをもって再現された[1]。
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出典
参考文献
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