トップQs
タイムライン
チャット
視点

連綿体

続け字の書体 ウィキペディアから

連綿体
Remove ads

連綿体(れんめんたい)は、続け字の書体であり[1]、欧文書体のスクリプト体に相当する。元々、連綿体は手書き書体であり、行書体ベースのものと、草書体ベースのものが存在していた。その後、木版印刷にも使われた。

Thumb
うつほ物語 (木版印刷)

活版印刷時代より明朝体に取って代わられたため、使われる機会が少なくなったものの、年賀状芸術などの用途で利用が続いている。また、パーソナルコンピュータの普及に伴い、ゴシック体風や明朝体風の連綿体フォントも登場している。

連綿対応のフォント一覧

行書連綿体

  • シーアンドジイ
    • C&G流麗連綿体
  • Arphic Technology
    • AR祥南真筆行書連綿体
    • AR行楷連綿体
  • Adobe
    • かづらき (連綿は一部のみ)
  • 宇野由希子+山田和寛
    • こうぜい (通常では意連のみ、OpenTypeの合字機能により連綿に対応。カタカナ及び漢字未収録)
  • モリサワ

草書連綿体

  • 嵯峨本フォントプロジェクト
    • 嵯峨本フォント

明朝体風連綿体

  • モリサワ
    • みちくさ[3]

ゴシック体風連綿体

連綿体活字

連綿体の金属活字が最初に使われたのは、西暦1600年前後の20年間に刊行されたキリシタン版であるが、キリシタン追放とともにその活字は消滅[7]。その後、片仮名活字は1818年フランス王立印刷所(後のImprimerie nationale)の彫刻師ジャックマンが制作、平仮名活字は1847年アウグスト・フィッツマイヤーの依頼でウィーン王立印刷所のアロイス・アウアーが、1854年にはレオン・ド・ロニーの指導でフランス王立印刷所のマルスラン・ルグラン(Marcellin Legrand)が制作した[7]。日本では1875年明治8年)に登場した[7]

出典

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads