トップQs
タイムライン
チャット
視点

遠津山岬多良斯神

『世界の十七神』の第16柱 ウィキペディアから

Remove ads

遠津山岬多良斯神(トオツヤマサキタラシ、歴史的仮名遣トホツヤマサキタラシ)は、日本神話に登場する

概要 遠津山岬多良斯神, 十七世神 第十五代 ...

概要

『古事記』にのみ登場する神で、十七世神(とおまりななよのかみ)の最後の神。初代八島士奴美神の14世孫にあたる。名称は他に遠津山岬帯神とも表記される。

「遠津」は「遠方の」、「山岬」は「山の崎」、「多良斯」は「足らし」で、名義は「遠方の山の崎が満ち足りていること」と考えられる。まず「遠津」は母方の遠津待根神から承けたもので、「山岬」は山の先端を指し、そこは台地であり、山からの水が台地を潤すため穀倉地帯を形成する。「多良斯」は充足を意味し、これによって上記のような名義と解される[1]

系譜

Thumb
大国主の系図(『古事記』による)。青は男神、赤は女神、黄は性別不詳

大国主神の8世孫にあたる天日腹大科度美神が、天之狭霧神の娘である遠津待根神を娶って生んだ神。十七世神の最後であり、古事記にこれ以降の系譜の記述はない。

祀る神社

  • 鳴海杻神社 (愛知県犬山市羽黒成海郷) - 主祭神
  • 山岬神社(島根県雲南市大東町中湯石) - 祭神
    • 日原神社の境内社。
  • 神足神社(京都府長岡京市東神足)
    • 現在の祭神は天神足命だが、本居宣長は本来の祭神を遠山岬多良斯津神とする。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads