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酸化ヨウ素(V)
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酸化ヨウ素(V)(さんかヨウそ、英: Iodine pentoxide)はヨウ素酸の無水物で、化学式I2O5で表される無機化合物。無水ヨウ素酸、五酸化二ヨウ素とも呼ばれる。
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製法
乾燥した空気中で、ヨウ素酸を200℃に熱して脱水することにより得られる[2]。
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構造
ヨウ素-酸素-ヨウ素の角度は139.2°であるが、分子は鏡面ではないため分子対称性はC2v対称ではない。ヨウ素原子から終端の酸素原子までの間は1.80Åで、二つのヨウ素原子をつなぐ酸素原子までの間は1.95Åである[4]。
反応
要約
視点
強い酸化性を持ち、室温で一酸化炭素を二酸化炭素に容易に酸化させる。
この反応により、気体試料中の一酸化炭素濃度を測定することができる。
酸化ヨウ素(V)は、三酸化硫黄やビス(フルオロスルフリル)ペルオキシドと、ヨージル塩 を形成する。硫酸とはヨードシル塩を形成する。
通常の条件では安定している。275℃以上で酸素とヨウ素とに分解が始まり、生成したヨウ素により褐色に変色する。日光により同様に分解する。
安全性
関連項目
脚注
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