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酸素添加酵素

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酸素添加酵素(さんそてんかこうそ、oxygenase)とは、酸化還元酵素の一種で、分子状酸素の基質への直接の取り込み反応を触媒する。酸素原子を挿入する酸化反応を触媒する酵素である。オキシゲナーゼ酸素化酵素とも呼ばれる。

酸素添加酵素は酸素分子を利用するが、酸素分子の二つの酸素原子を基質と結合させる二酸素添加酵素(dioxygenase)と、一方の酸素を基質と結合させるが他方は、水素を添加してとする一酸素添加酵素(monooxygenase)とに区分される。日本の早石修[1][2][3]及び米国のHoward S. Masonら[4][5]の2つ研究グループから1955年の同時期に独立して発見が報告された。これらの違いはH.S.Masonらにより18O2の取り込みを研究されたことにより発見された(1955年)。早石は「酸素添加酵素群の発見と構造および生物学的意義の発見」にたいして、1986年のウルフ賞医学賞[6]を受賞している。

代表的な酸化還元酵素としてはチトクロムP450やモノフェノール酸化酵素などが知られている。

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関連項目

出典

  • 酸素添加酵素『生化学辞典』第4版、岩波書店。
  • オキシゲナーゼ『理化学辞典』第5版、岩波書店。

引用文献

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