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金魚ちょうちん
山口県柳井市の民芸品。金魚形の提灯。 ウィキペディアから
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金魚ちょうちん(きんぎょちょうちん)は、金魚の形をした提灯。山口県柳井市を代表する伝統工芸品の一つである[1]。
概要
金魚ちょうちんは幕末の頃、古市金屋として国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定された「白壁の町並み」がある柳井市古市に住んでいた商人・熊谷林三郎(くまがい りんざぶろう)が、一説に青森県弘前市の弘前ねぷたの「金魚ねぷた」に着想を得て考案したと伝わる[2]。リュウキン(琉金)に似た丸い胴体に長い尾びれをもち、柳井縞の染料を用いた鮮やかな赤が特徴である。なお、熊谷がモデルにしたとされる弘前「金魚ねぷた」の品種はツガルニシキ(津軽錦)だとされる[3]。
昭和の初めには盛んに作られたが、終戦後の3代目製作者の時にしばらく断絶した。その後1962年(昭和37年)7月に周防大島在住の上領芳宏が3代目製作者から技術を引き継ぎ、復活させたという[2]。
金魚ちょうちん祭り
現在では柳井の夏の風物詩として親しまれ、白壁の町並みに吊り下げられる。毎年8月13日には「金魚ちょうちん祭り」が行われ、4000個の金魚ちょうちんと、巨大な「金魚ねぶた[注 1]」が出現する。
2020年(令和2年)・2021年(令和3年)はコロナ対策により中止となったが、2022年(令和4年)は規模縮小にて開催、2023年(令和5年)は3年ぶりに従来規模の開催となった[4]。
ギャラリー
白壁の町並みに並ぶ金魚ちょうちん。
金魚ちょうちん祭りの風景。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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