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長征2号F
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長征2号F(英語: Long March 2F、中国語: 长征二号F火箭)は、中華人民共和国の有人ロケット(ローンチ・ヴィークル)である。長征シリーズの1つである。有人の神舟を打ち上げる事を目的とし、長征2号Cを改良した長征2号Eを2段式にした物である[2]。酒泉衛星発射センターから打ち上げられる。長征2号Fは1999年11月19日に処女飛行で神舟1号を打ち上げた。神舟3号の打上げ後、江沢民総書記(当時)は、此のロケットを「神の矢」を意味する「神箭」(Shenjian) と名付けた[3]。
2003年10月15日、長征2号Fによって中国初の有人宇宙飛行となる神舟5号が打ち上げられた。また、その後の神舟14号に至るまでのミッションでも用いられている[4]。
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長征2号Eとの違い
外見的には、長征2号Fはベースとなった長征2号Eとほとんど同じである。重い神舟のカプセルを支える為の若干の構造の変更もあるが、変更点のほとんどは、安全性を改善する為の冗長性の追加である。また、第1段にブースターを追加する事で、重いペイロードを打ち上げる事も可能となった[5]。
また、緊急時に宇宙飛行士が脱出するのを助ける「故障検知・診断システム」も搭載した。組み立てられてから打上げ場まで垂直に運ばれる初めての中国産ロケットとなった[6]。
振動の問題
神舟5号の飛行の際、楊利偉はロケットの大きな振動によって体調を崩した。ロケットの改良によっていくらか改善されたもの、神舟6号でも振動は報告され、さらなる改良を要した。長征2号Fの主設計者である劉竹生は、「我々はロケットエンジンのパイプラインを変更し、振動数を調節した。蓄圧器の新しい設計が振動に繋がっているようだった。現在は、振動は50%以上も減少している。」と語った[7]。
ミッション成否
0.5
1
1.5
2
2.5
3
1999
'05
'10
'15
'20
- 失敗
- 部分的失敗
- 成功
- 打ち上げ予定
打上げ記録
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諸元

- 第0段 (LRB)
- 第1段
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出典
関連項目
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