トップQs
タイムライン
チャット
視点
長征8号
ウィキペディアから
Remove ads
長征8号(中: 长征八号、英: Long March 8、略: CZ-8, LM-8)は、中華人民共和国の中国航天工業公司(CALT)が開発した衛星打上げ用液体燃料ロケットであり、高度700kmの太陽同期軌道(SSO)に5000kgの衛星を投入する能力を持っている[4] 。最初の打上は、2020年12月22日に文昌衛星発射場(Wenchang Satellite Launch Site;海南島)から行われた[5]。
このロケットは長征7号をベースにしており、第1段エンジン(K3コアモジュール)と2基の補助ブースター(K2ブースター)は長征7号と同一のものであり、2基のYF-75エンジン(長征8号AバージョンではYF-75Hエンジン)で構成される第2段エンジンは、長征3号A/3B/3C および 長征7号7Aの第3段エンジンと同一のものである。2022年2月に初めて打上げられた「コア・オンリー」バージョンでは、2基の補助ブースターは除外されている[1]。
将来的に計画されている長征8号の派生バージョンの1つは、第1段と補助ブースターを1つのユニットとして、垂直離着陸(VTOL)方式で回収する部分的再使用型を予定している[6]。
Remove ads
長征8号A バージョン

長征8号の改良型である長征8号A(中国語:長征八号甲运载火箭)は、高度700kmの太陽同期軌道に最大7トンの貨物を運ぶ能力を備え、2025年2月11日に最初の打上げが行われた[7]。
長征8号Aの第二段は、長征8号より大型の直径3.35メートルの液体水素/液体酸素ロケットであり、ターボポンプの速度を上げるなどの方法により推力をそれぞれ10トンに増加させたYF-75Dエンジン(別名YF-75H) 2基を搭載している。また、長征8号Aでは、直径5.2メートルのおり大型のペイロードフェアリングも使用できる。
打ち上げ一覧
→「長征の打ち上げ一覧」も参照
文昌:文昌衛星発射場(Wenchang Satellite Launch Site;海南島)
海南:海南商業航天発射場(Hainan International Commercial Aerospace Launch;HICAL)
Remove ads
参考文献
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads