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風の回廊
山下達郎のシングル (1985) ウィキペディアから
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「風の回廊」(かぜのコリドー)は、1985年3月25日 に発売された山下達郎の通算14作目のシングル。
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解説
「風の回廊」はホンダ・クイント インテグラのキャンペーン・ソングとして制作され、後にアルバム『POCKET MUSIC』に収録された。山下によれば、この曲で描かれている“過ぎ去った恋の中の現実とも幻影ともつかない女性像”は自身の詞の重要なテーマのひとつであるという。この曲は山下にとって初めてのデジタル・レコーディングであり、同時に初めてコンピューター・ミュージックを導入した、レコード制作上の一大分岐点でもあったという[1]。CMヴァージョンは楽器編成とヴォーカルがそれぞれ少しずつ異なり、ミックスも別[注釈 1]。その後フル・サイズに仕上げるために楽器を足すなどの作業を行っているうちに完成が遅れスケジュールが遅延した結果、エンジニアの吉田保が次の仕事でハワイへ行ってしまい[注釈 2]、生まれて初めて自分自身でミックス・ダウンを行う羽目になった[1]。エンジニアという職制は非常にプロフェッショナルなものであるという敬意があり、どんなに要求はしても、基本的にエンジニアの領分にはなるべく立ち入らないように努めている山下にとって、後にも先にも一度きりのエンジニア経験だったという[2]。ミックスダウン時にギターを追加収録した。そのギターバートはマルチトラックテープには入っておらずリミックスしようにも不完全である事から1991年 リリースの『POCKET MUSIC ('91 REMIX)』にも同一ミックスが収録されたほか[2]、後にベスト・アルバム『TREASURES』とオールタイム・ベスト『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』にそれぞれ収録された。また、シングル「白いアンブレラ ⁄ ラッキー・ガールに花束を」[注釈 3][注釈 4][注釈 5]にライブ・ヴァージョンが収録された。
「潮騒 (LIVE VERSION)」は、コンサート・ツアー“PERFORMANCE '83-'84”からのライブ音源。オリジナルはアルバム『GO AHEAD!』[注釈 6]に収録、後に「愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-」[注釈 7]のシングル・カットに際しカップリング曲として収録されたほか、ベスト・アルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』[注釈 8]にも収録された。もともとはトッド・ラングレンのようなコード・プログレッションで一曲やってみたかった、という発想で作られた曲だとし、山下自身、自分にとっての“隠れた人気曲”はこの曲がそれにあたると思うという[3]。このシングルのみの収録だったため長い間未CD化のままだったが、後にベスト・アルバム『RARITIES』にニュー・ミックスで収録された。
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パッケージ、アートワーク
ジャケット裏面には、歌詞の背景にインテグラのCMスチール写真がレイアウトされている。
収録曲
SIDE A
- 風の
回廊 – (3:56)- 作詞 · 作曲 · 編曲:山下達郎
- ©1985 SMILE PUBLISHERS INC.
- ホンダ・クイント インテグラCFイメージソング
SIDE B
- 潮騒 (LIVE VERSION) – (4:59)
- 作詞:吉田美奈子、作曲 · 編曲:山下達郎
- ©1978 FUJIPACIFIC MUSIC INC.
- ('84.1.6 大阪フェスティバルホールにて収録)
レコーディング
風の回廊
潮騒 (LIVE VERSION)
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クレジット
PRODUCED by TATSURO YAMASHITA |
Recorded by TAMOTSU YOSHIDA |
Re-mixed by |
|
Art direction & Collage : KENICHI HANADA |
Design : SEIKO KIMURA |
収録アルバム
風の回廊
潮騒 (LIVE VERSION)
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「風の回廊」のカバー
→詳細は「山下達郎のカバー一覧 § アルバム単位でのカバー」を参照
脚注
関連項目
外部リンク
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